2022/07/10

☪ループス腎炎

ループス腎(じん)炎とは、全身性エリトマトーデスの合併症で、発病の最初から、あるいは数年たってから腎障害を起こすものです。腎臓の糸球体が侵されることが原因です。

全身の紅斑、タンパク尿、血尿、むくみがみられ、悪化するとネフローゼ症候群、あるいは慢性腎炎と同様の症状を始めとして、さまざまな症状を呈します。

医師による治療では、 副腎皮質ホルモン、免疫抑制剤を使用し、進行により透析療法を行います。

なお、全身性エリテマトーデスとは、自分自身のDNAに対して抗体が作られる、自己免疫疾患の一種。慢性疾患であり、膠原(こうげん)病の一つとして分類されています。

全身性とは、文字どおり体中どこにでも症状が起こることを意味します。エリテマトーデスとは、紅斑(エリテマ)症を意味し、特徴的に生じる皮疹(ひしん)に由来します。膠原病とは、全身の細胞と細胞を結び付けている結合組織に、炎症による病変が現れる病気の総称です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟧アメリカの病院でブタ腎臓移植の男性死亡 手術から2カ月、退院して療養中 

 アメリカで、脳死状態の患者以外では世界で初めて、遺伝子操作を行ったブタの腎臓の移植を受けた60歳代の患者が死亡しました。移植を行った病院は、患者の死亡について移植が原因ではないとみています。  これはアメリカ・ボストンにあるマサチューセッツ総合病院が11日、発表しました。  ...