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2022/07/11

🇦🇩リンパ

リンパ(リンパ系)とは、全身に網の目のように張り巡らされているリンパ管と、その中を流れる体液であるリンパ液の総称です。鎖骨やわきの下などにあって、リンパ管が合流して太くなる部分は、リンパ節といいます。

このリンパには、大きく分けて排出機能と免疫機能の二つの役割があります。まず、体内で不要になった老廃物や疲労物質を回収して、運ぶ役割を果たしています。次に、体内に侵入した細菌や異物をリンパ節で捕らえて処理し、全身に感染が広がったり、病気になるのを防ぎます。

リンパ球という、リンパ節などで作られる白血球成分の一種は、一度侵入した細菌を記憶しており、再び同じ細菌が侵入すると、抗体を作って体を守ります。

リンパの流れが滞ると、余分な水分や老廃物、毒素が体内に蓄積されて、免疫機能や栄養素の取り込みまで正しく行われなくなり、むくみやたるみ、体調不良など、さまざまな障害が現れます。

🇦🇪リンパドレナージュ

リンパドレナージュとは、リンパの流れをよくすることで体の機能や美容効果を高めようという手技療法。

フランスの医師エミール・ヴォッダーが1936年に考案し、停滞した部位のリンパ液を排出(ドレナージュ)することから命名され、直訳するとリンパ排出法という意味になります。

リンパの流れが滞ると、老廃物がたまって冷えやむくみ、凝りといった体調不良を起こしやすくなります。

リンパ液がゆっくりと流れるリンパ管は絹糸のようにとても繊細で、体表近くにも存在するため、強く圧迫したり、さすったりすると、逆に流れを滞らせることにもなります。そのため、リンパドレナージュはリンパの流れに添って、軽いタッチで行われます。

2022/07/10

☮ルチン

ルチンとは、タデ科のソバに豊富に含まれるフラボノイドの一種で、抗酸化物質のポリフェノール系に属します。ミカン科の植物、マメ科のエンジュからも見いだされています。

人体に対しては、毛細血管壁を強くし、血流をスムーズにする働きが認められるため、高血圧や動脈硬化を改善するといわれています。また、抗酸化作用があるので活性酸素を除去し、血液を浄化する作用を持つといわれています。そのほか、心臓病、冷え性、肩凝りの予防・改善、新陳代謝の促進などが期待できます。ビタミンCと一緒に摂取すると、さらに効果が高まるとされます。

ただし、食品としてのソバには、食品衛生法によるアレルゲンの特定原材料5品目の一つとして、その表示が義務付けられています。ソバから抽出されたルチンには、不純物としてソバアレルギーの原因蛋白(たんぱく)質が含まれる可能性があります。

☪ルビン法

ルビン法は卵管通気法とも呼ばれ、造影剤の代わりに炭酸ガスを注入して、卵管の通過性を調べる検査です。子宮内の圧力が記録用紙に描かれ、卵管の通過性の程度によって、特徴のあるカーブが記録されます。

しかしながら、卵管のどの部位に閉塞(へいそく)や狭窄(きょうさく)があるのかまでは、わかりません。部位診断には、子宮卵管造影法が必要とされます。

✋レイキ

レイキとは、大正末期に日本で創始された民間療法である臼井霊気療法が日本国内外で発展、普及した代替医療。霊気とも表され、手かざし健康法とも呼ばれています。国外では、ReikiあるいはRay-Kiと表されています。

体に手をかざすことで、心身のエネルギーの調和を図り、健康増進につなげるボディーワークの一つで、自律神経失調症、肩凝り、頭痛、不眠、腰痛の改善や、能力開発、精神性向上、願望達成などにも用いられます。

日本では医療行為として認可されていませんが、海外では看護学や医学として認められていたり、イギリスやオランダでは公的健康保険が適用されたりしています。

世界のレイキ実践者は推定で500〜800万人、日本国内では8万人。レイキは日本発祥であるにもかかわらず、海外での認知度が圧倒的に高くなっています。

🍄霊芝

霊芝(レイシ)とは、高湿度の山地の樹木や切り株に自生していマンネンタケ科のキノコ。マンネンタケ(万年茸)、門出茸、仙草、吉祥茸、赤芝などとも呼ばれています。

発芽率が低く、梅などの古木10万本に2〜3本しか採取できないため、昔から貴重なものとして扱われてきました。中国や日本で、生長し乾燥させたものがさまざまな目的で薬用に用いられてきましたが、食用には適しません。

霊芝に含まれる有効成分は、主に水溶性の多糖類βグルカンとトリテルペンで、ほかにエルゴステロール、有機酸、クマリン、マンニトール、アルカロイド、ラクトン類などがあります。

主な働きとして免疫力の強化作用や調整作用があり、血糖値や血圧を下げたり、血栓を防いで動脈硬化や高脂血症を予防し、肝臓障害を改善する効果があります。

副作用は少ないと見なされていますが、3〜6カ月の長期に渡って連続的に摂取した際には、めまい、口の渇き、鼻血、胃のむかつきなどの症状が現れることもあります。適切な量を経口摂取すれば、安全性が高いことがわかっています。

👁レーシック

レーシック(LASIK)は、レーザーで角膜の形状を変えることによって、屈折率を変化させ、視力を回復させる方法。近視などの屈折異常を治すための手術方法の一つです。

角膜表面の上皮を薄く剥いで、その下の角膜をエキシマーレーザーで削って形状を修正し、その後、剥いだ上皮で角膜を覆います。角膜表面の傷が最小限ですむため、短期間で回復し、違和感も少ないとされています。

🍑レートリル

水溶性のビタミン様作用物質で、抗がん作用があるとされる天然物質

レートリルとは、杏(あんず)などの未熟果実の種子に含まれる水溶性のビタミン様作用物質で、抗がん作用があるとされる青酸配糖体。アミグダリン、ビタミンB17とも呼ばれています。

杏以外にも、梅や桃(もも)などの未熟果実の種子に含まれ、果肉や葉、樹皮にも微量含まれています。

抗がん作用については、β-グルコシダーゼという分解酵素がレートリルに含まれるシアン化合物(青酸化合物)を分解させることで、毒性となり、がん細胞のみを死滅させると見なされています。正常細胞は、ロ一ダネーゼというミトコンドリアの酵素により保護され、何ら影響を受けません。むしろ抵抗力や活性度は上がり、レートリルによってがんに伴う痛みも沈静化されます。

このように、レートリルに含まれているシアン化合物にがんを抑制する効果があるとされていて、アメリカでは多くの州で、がんの治療薬として認められていますが、その効果については評価が定まっていません。

日本でも、杏や桃の種子は漢方薬の材料である杏仁(きょうにん)、桃仁(とうにん)でもあり、レートリルを薬効成分として経口で去痰(きょたん)、鎮咳(ちんがい)などの用途に利用されています。また、皮膚に塗布すると、かゆみを止めるなどの作用があります。

レートリルを多く含む食品としては、杏、梅、桃のほか、さくらんぼ、りんご、プラム、びわなどの種子や、ぴわの葉が挙げられます。1回に食べる量の目安は1gぐらいまでとされています。

なぜなら、レートリルそのものには毒性はありませんが、腸内細菌のβ-グルコシダーゼという酵素によって加水分解されると猛毒のシアン化合物(青酸化合物)を発生するので、多量の摂取は危険であるともいわれているからです。

日常摂取している梅干し、梅漬け、梅酒などの梅加工品の種子にも微量ながら含まれていますが、食品として常識的な量を摂取する場合には、健康被害の危険性はそれほどないと考えられます。しかし、特別な効果を期待して過剰に摂取することは、期待した効果が得られないばかりか思わぬ健康障害を招く危険性をはらんでいます。

過剰摂取による健康障害としては、悪心(おしん)、嘔吐(おうと)、頭痛、めまい、血中酸素の低下による皮膚の青白、肝障害、異常な低血圧、眼瞼(がんけん)下垂、神経障害による歩行困難、発熱、意識混濁、昏睡(こんすい)、死亡などが知られています。

♈レジスタントプロテイン

レジスタントプロテインとは、そばに含まれている消化されにくい蛋白(たんぱく)質のこと。従来、そばの蛋白質は消化が悪いのが欠点といわれてきましたが、この消化の悪さが健康によいことがわかってきました。

レジスタントプロテインが腸の中をゆっくりと移動しながら、余分なコレステロールを吸収し、そのまま体外に排出したり、脂肪の合成を抑えて体脂肪を低下させる働きもあります。いずれも大豆蛋白質より優れています。

このレジスタントプロテインの機能は、食物繊維を一緒に取ることによって、より効果を高めることができます。

☪レシチン

レシチンとは、リン脂質の一種で、細胞膜などを形成する主要成分。リン酸、脂肪酸、グリセリンなどで構成され、脳、神経組織、肝臓などに。多く含まれています。

このレシチンには、水と脂を乳化させる働きがあり、コレステロールを乳化して肝臓へと運び排出させるため、動脈硬化の予防効果があります。血管を強くして高血圧を防いだり、肥満解消につながるともされています。

また、レシチンは脳の栄養素とも呼ばれ、神経伝達物質を生成し、脳を活性化するため、記憶力の向上や認知症の予防にも効果があることが報告されています。

最近は大豆レシチンが注目されているように、大豆と卵黄に多く含まれています。

☦レシピエントコーディネーター

レシピエントコーディネーターとは、末期の臓器不全患者の救済を目的とする臓器移植医療が円滑で公平に実施されるよう、調整を中心とした多様な活動に従事する移植コーディネーターのうち、臓器移植を希望する人(レシピエント)に対応して、精神面のケアなどを担当する医療専門職。臓器を提供する人(ドナー)への対応は、ドナーコーディネーターが担当します。

レシピエントコーディネーターの任務は、患者が臓器移植を安心して受けられるための援助。具体的には、レシピエントヘの説明とカウンセリング、希望登録の手配、精神的・肉体的に不安定な移植待機期間中のレシピエント管理、移植手術時の各種手配、レシピエント退院後の健康・生活指導などを行います。

臓器移植では、手術を受けた後もレシピエントは生涯に渡って免疫抑制剤を飲み続け、検査を受けなければならないため、レシピエントコーディネーターは継続的にフォローしてゆくことになります。

一方、ドナーコーディネーターの仕事は、移植医療の普及・啓発、レシピエントの登録とデータ管理、ドナー情報の収集、臓器提供施設とドナー家族への対応、レシピエントの選定、臓器摘出チームの編成と調整、摘出された臓器の移植病院への搬送、移植後の臓器移植評価委員会などへの書類作成、ドナー家族のケアなど広範囲に及びます。

レシピエントコーディネーターについては、改正された臓器移植法の全面施行を受けて移植機会が増加していることを受けて、日本移植学会は学会認定資格を来春にも新設する方針を固めています。

これまでは負担が大きいのに立場があいまいでしたが、学会として認めることで専従化を進め、ケア強化につなげる狙いで、試験や研究をした上で認定します。

日本移植コーディネーター協議会によると、2009年には全国で62人のレシピエントコーディネーターがいました。初年度は、その大部分が認定されるとみられています。

😷レスピラトリーエチケット

レスピラトリーエチケットとは、せき、くしゃみ、発熱などの症状のある人に対して、最近の病院で促している心掛けです。せきの激しい人はマスクを着用し、それ以外の人もせきや、くしゃみをする時はテッシュペーパーで口元を覆うなど、風邪やインフルエンザをほかの人に移さないためのエチケット。

レスピラトリーは、英語で「respiratory」と表記し、日本語訳で「呼吸器の」という意味です。

誰もが目的にあったマスクを、効果的な場所で使うことで、周りの人に対する気遣いと思いやりを示したいものです。せきや、くしゃみを繰り返すと、空気中にウイルスや細菌をまき散らすことになりますが、マスクをしていればその量を少なくすることができます。

この場合、医療用の外科用マスクが理想的ですが、準備できなければ通常販売されているマスクでも十分。最近では、科学的に工夫されたマスクが各種、市販されています。

例えば、マスクの外素材にはガーゼ、ナイロン、不織布があり、フィルターも花粉症用の静電フィルターや抗菌・殺菌フィルターなどがあり、その枚数や組み合わせでマスクの性能が変えられます。構造も、立体縫製で顔にフィットするものや、鼻当てワイヤーのついたもの、タックのついたものなど、さまざまです。

🍷レスベラトロール

レスベラトロールとは、ブドウの果皮やピーナッツの種皮などに含まれている成分。ポリフェノールの一種で、天然の抗酸化物質です。

ワインもレスベラトロールの主要な供給源で、白ワインよりも赤ワインが多くを含んでいます。赤ワインの製造工程のほうが、レスベラトロールが集中しているブドウの皮との接触が多いためです。

近年、抗酸化作用などがあるとして注目されているポリフェノールの中でも、レスベラトロールに関する生物学的活性が次々と明らかになっていて、強力な抗酸化作用を持ち、がんや生活習慣病、認知症、アルツハイマー病、老化の予防に効果があるというアメリカからの報告もあります。

日本でも栄養補助食品(サプリメント)が市販されており、原料としてブドウの果皮、種子、芽、葉が多く使われています。

🤸レッグカール

レッグカールとは、筋肉トレーニングの一種で、ひざを伸ばした状態から曲げる運動のこと。太ももの裏側の筋肉群であるハムストリングスを鍛えるのに大きな効果があります。

ウェイトトレーニングの基本的種目の一つとして、専用のレッグカールマシンを使用する、あるいはトレーニングチューブやアンクルウエイトを使用して負荷をかける方法のほか、エアロビクスなどでは道具を用いず、立った状態で片方の足のかかとがお尻(しり)に着くくらい、ひざ下を後ろに曲げる方法で行います。

どの方法でも、ひざを十分に曲げることが肝要。

効果としては、男性は太ももとふくらはぎが太くなり、女性は太ももとふくらはぎが引き締まるほか、男女とも筋肉が増えることで基礎代謝が上がって、太りにくくやせやすい体質になります。

☮レディスドック

レディスドックとは、婦人科クリニックなどが行っている女性専用の人間ドック。一般の健康診断や婦人科診察に加えて、子宮がん、乳がん、卵巣がん、骨粗鬆(こつそしょう)症、甲状腺やホルモン系の病気、膠原(こうげん)病など、女性に特有な病気が検査項目に組み入れられています。

女性の年齢やライフスタイルに合わせ数種類の検査の組み合わせが用意されているケースもありますし、子宮頸(けい)がん細胞診、卵巣・子宮エコーなど数種類の検査からなる基本検査に、オプションとしてほかの検査を選択するようになっているケースなどもあります。

HIVや性病などの感染症検査は、多くのレディスドックでオプション設定としています。

☦レプチン

脂肪細胞から分泌されるホルモンで、肥満遺伝子の研究の際に発見されました。視床下部に作用して食欲を抑制し、エネルギー消費を増加させるなど、食欲と体重を調整する働きをしていると考えられています。体内脂肪を調整する作用もあります。

しかし、肥満時には作用が低下します。肥満すると脂肪細胞が大きくなるためにレプチンの分泌量が増えますが、逆に効きが悪くなって食欲を抑制することができなくなり、さらに肥満が進んでしまうとみられています。

2022/07/09

🛏レム睡眠

体の骨格筋は脱力して休んでいますが、脳は覚醒(かくせい)に近い状態で活動している浅い眠りの状態を指します。「Rapid Eye Movement:REM(急速眼球運動)」、すなわち、まぶたの下での目のキョロキョロとした動きが、特徴的に見られることから、レム睡眠と名付けられました。

まぶたの下で目が動くのは、夢を見ているからともいわれます。レム睡眠中は、自律神経の働きが不安定になり、血圧や心拍、呼吸が不規則になりやすくなります。

一般的には、入眠してから60~120分で、最初のレム睡眠が出現。その後、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠が、交互に現れて、1セット約90分で繰り返されます。

🌿レモンバーム

レモンバームは、南ヨーロッパ原産のシソ科の多年草で、学名はメリッサ。和名はコウスイハッカ(香水薄荷)、セイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)。

葉はシトラールを含んでレモンに似た匂いがし、生葉はサラダ、スープ、ドレッシングなどの料理や、お茶、入浴時に利用され、葉や茎から抽出したエッセンシャルオイルはアロマテラピーに利用されています。

レモンバームは繁殖力が強く、それ自体の価格は安いのですが、採油率が極めて低いためエッセンシャルオイルの価格は高く、レモングラスなどをブレンドして販売されることもあります。純正のエッセンシャルオイルはメリッサ・トゥルー(真正メリッサ)、ブレンドされたエッセンシャルオイルはメリッサ・ブレンドと呼ばれて区別されています。

レモンバームの特徴的な効能は、抗アレルギー作用。ほかにも、活性酸素の除去、消化促進、鎮静、抗抑うつ作用、頭痛の緩和、花粉症などにも効果を発揮しています。

♾ロイシン

必須アミノ酸の一つで、主な役割は肝機能の強化、筋肉の増強と維持

ロイシンとは、体内で合成できず、栄養分として摂取しなければならない必須(ひっす)アミノ酸の一つ。必須アミノ酸の中でも、分岐鎖アミノ酸(BCAA)と呼ばれる3種類のアミノ酸の1つに数えられます。

ほかの必須アミノ酸が肝臓で分解されるのに対して、分岐鎖アミノ酸と呼ばれるロイシン、バリン、イソロイシンの3種類は、筋肉で分解されるアミノ酸に相当し、運動時のエネルギー源となります。

成人の1日に必要な量は、体重1kg当たりロイシン39mg、バリン26mg、イソロイシン20mg(厚生労働省策定、日本人の食事摂取基準2010年版より)で、ロイシンの1日に必要な量は必須アミノ酸9種中では最大です。

レバーや牛乳、あじ、牛肉、米、小麦粉、とうもろこし、大豆、ほうれん草など、日ごろ、口にしている幅広い食品に含まれていますので、ロイシンはあまり不足するものではありません。

ロイシンの働きはいろいろありますが、分岐鎖アミノ酸の司令塔として、蛋白(たんぱく)質の分解の抑制と合成の促進の調整をしています。この働きは、ロイシンのインスリン分泌促進作用によるもの。ロイシンの不足によりインスリンの分泌が抑えられると、全身の活力の低下につながります。

ロイシンの働きには、肝機能の強化や、筋肉の増強と維持もあります。肝臓の働きが芳しくない人や、疲れやすく体調を整えたい人、筋肉をつけたい人には重要な栄養素です。風邪を引きやすい人、成長期の人にもお勧めです。免疫機能を強化する働きもあるので、体全体の力を底上げすることができるのです。

また、ロイシンは、ロイシン–エンケファリンという脳内に自然状態で分布している脳内麻薬様物質の構成成分になっています。ロイシン–エンケファリンには、苦痛とストレスによって生じる神経反応を緩和し、リラックスを促す作用があります。

どんな人にも必要で重要なロイシンですが、過剰に取ってもあまり意味はありません。必須アミノ酸は、バランスよくすべての種類がそろって、初めて有効な働きができます。どれか1種類だけをどんどん取り入れても、無駄なのです。ロイシンを過剰に摂取してしまうと、ほかのアミノ酸とのバランスが崩れ、かえって体や毛髪に悪影響が出てしまうこともありますので、注意が必要です。

☘ローズヒップ

ローズヒップとは、野バラの花が咲き終わった後の実のことで、ヨーロッパでは昔からお茶として愛飲されてきました。

このローズヒップは、レモンの数十倍ともいわれる豊富なビタミンCを含んでいるほか、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンE、カロチン、カルシウム、鉄、リコピンなどの成分を含んでいます。とりわけ注目されているビタミンCは、通常のビタミンCと違って加熱しても壊れにくい上、リコピンなどによって吸収されやすくなっています。

こうした成分の働きによって、美肌効果を始めとして、風邪や感染症の予防・回復、疲労回復、ストレス解消、利尿作用、コレステロール値の正常化などの効果があるとされています。

ローズヒップは酸味が強いため、苦手な人はハチミツを加えるとおいしく飲めます。

🟧RSウイルス感染症が「流行入り」 静岡県が注意呼び掛け

 静岡県は26日、直近1週間(15~21日)のデータから「RSウイルス感染症が流行入りしている」と発表しました。定点医療機関となっている小児科1カ所当たりの患者数は1・64人で、県が流行入りの目安としている「1人」を大きく上回りました。前週の0・9人よりも8割増加し、急拡大が懸...