新型コロナウイルスの感染が拡大する中、自宅で療養している感染者は、8月10日時点で過去最多の154万4000人余りに上ったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚労省によりますと、新型コロナウイルスに感染して自宅で療養している人は、5日前の8月10日の時点で全国で合わせて154万4096人でした。前の週から10万5991人増え、4週連続で過去最多となりました。
現在の感染「第7波」ではオミクロン型の派生型「BA・5」により感染が急拡大し、7月27日時点で初めて100万人を突破。前週(8月3日現在)は143万8105人に増えました。
都道府県別では、東京都が最も多く17万8700人、次いで大阪府が14万7373人、愛知県が10万9746人などとなっています。
また、療養先が決まらない「療養先調整中」は33万750人。このうち入院が必要と判断された人のうち、受け入れ先を調整中だった人は2269人で、前の週から580人減りました。
病床使用率についても公表し、10日時点で38都府県が病床逼迫(ひっぱく)の目安となる50%以上でした。神奈川県の98%が最も高く、愛知県83%、静岡県79%と続きました。
「第7波」では、新型コロナに感染した後に搬送先が見付からず自宅で死亡した高齢者もいて、厚労省は全国の自治体に医療提供の体制などを強化するよう求めています。
2022年8月16日(火)
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