痛風とは、血液中の尿酸量が高い値を示す高尿酸血症が原因となって、関節が痛む発作症状です。「風が吹いても痛い」といわれるほど、激しい痛みを感じます。
圧倒的に中年以後の男性に多く、約70パーセントの確率で、足の親指の付け根の関節に痛みが起こります。時に、足、ひざの関節が痛むことも。女性はめったに発症せず、なぜ男女差があるのか理由は不明です。
痛みの発作は、血液中に増えて溶け込めなくなった尿酸が尿酸塩結晶となって関節にたまり、この結晶を異物と判断した白血球が攻撃して起こるといわれています。
発作がある時の治療には、鎮痛消炎剤の投与が行われ、発作がない時は、尿酸降下薬を服用します。治療が正しく行われていれば、再発作はほとんどありません。しかし、尿酸を正常域に保つ治療は、ずっと続けなければなりません。
日常生活では、発作の誘因となるストレス、過度の飲酒、プリン体を多く含む臓物や豆類の過剰摂取に注意すべきです。
0 件のコメント:
コメントを投稿