新型コロナウイルスワクチンを接種した後に亡くなった男女6人について、厚生労働省は接種が原因で死亡した可能性が否定できないとして死亡一時金を支給することを決めました。このうち1人は44歳の女性で、60歳代以下では初めてです。
新型コロナウイルスのワクチン接種を巡っては、接種した後に死亡した人について因果関係が否定できないと国が認定した場合には、予防接種法に基づいて死亡一時金が支給され、これまでに70歳代と90歳代の男女4人が認められています。
厚労省は7日、接種後にくも膜下出血を発症して亡くなった44歳の女性1人と、接種後に脳出血や心筋梗塞などを発症して死亡した80歳から87歳の男女5人、合わせて6人について、新たに救済の対象とすることを決めました。
いずれも高血圧症や糖尿病などの基礎疾患があったということで、厚労省は死亡診断書やカルテの記載などを踏まえて、因果関係が否定できないと判断したとしています。接種したワクチンの種類や接種回数などは、明らかにしていません。
死亡一時金の支給が認められたのは、これで10人となりました。
2022年11月8日(火)
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