アメリカやヨーロッパを中心に感染者の報告が増えてきているオミクロン型の新たな変異ウイルス「BQ・1・1」が、埼玉県内で初めて確認されました。
埼玉県の大野元裕知事は、15日の記者会見で、感染者を対象にしたゲノム解析の結果、「BQ・1・1」の感染者が9日に初めて確認されたと明らかにしました。最初の感染者は40歳代の男性。また、10日にも20歳代の女性の感染がわかりました。
「BQ・1・1」はアメリカやヨーロッパで報告が増えてきているウイルスで、県によりますと、これまでに東京都などでも確認されていますが、埼玉県で確認されたのは初めてだということです。
いずれも海外への渡航歴はなく異なる地域に住んでいて、感染経路もわからないことなどから、県は市中感染とみています。
2人とも症状は軽く、すでに回復しているということです。
また、感染者増を受け、中等症、軽症者向けの病床について、1170床を確保する現在の「フェーズ3」の段階から、28日に「フェーズ4」(1530床)に移行することも表明しました。
このほか県は、さいたま市など県内4カ所に設置する新型コロナワクチンの大規模接種会場で、12月12~14日に高校3年の生徒専用の接種日を設けると発表。前回接種から3カ月が経過した生徒が対象で計3000人分のワクチンを準備します。
2022年11月16日(水)
0 件のコメント:
コメントを投稿