2023/05/25

🟧季節外れのインフルエンザ感染相次ぎ、学級閉鎖や休校も 多くの人の免疫低下が原因

 季節性インフルエンザの流行が、今年は5月になっても続いています。学校で集団感染が相次ぎ、学級閉鎖や休校となった例も出ています。新型コロナウイルスの感染対策で2020年末以降インフルエンザがはやらなかったため、多くの人の免疫が低下したことが原因とみられます。専門家は「今年の冬には大流行する恐れがある」と警戒を呼び掛けています。

 国立感染症研究所の集計では、全国の定点医療機関で1週間に報告されるインフルエンザの患者数は、昨年12月に流行開始の目安となる1定点当たり1人を3年ぶりに超えました。2月前半に12・91人でピークを迎えた後も下がりきらず、5月8~14日は1・36人と流行入りしたままです。コロナ前の2019年の同時期は0・74人でした。

 慶応大学の菅谷憲夫客員教授(感染症学)によると、新型コロナ流行後、マスクの装着や会食の減少でインフルエンザの感染者が激減しました。今年の長引く流行は、集団免疫の低下と新型コロナの5類移行に伴う対策緩和が原因といい、「夏でも海外からウイルスが持ち込まれれば、集団感染が起きる可能性がある」と指摘。特に冬は要注意だとしました。

 2023年5月25日(木)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟧東京女子医科大学の元理事長を背任容疑で逮捕、新校舎工事で1億1700万円不正支出 一部を私的流用か

 国内有数の私立医大、東京女子医科大学(東京都新宿区)の新校舎建設工事を巡り、同大に約1億1700万円を不正に支出させたとして、警視庁は13日、同大元理事長の岩本絹子容疑者(78)(江戸川区東葛西)を背任容疑で逮捕しました。同庁は、資金の一部を自身に還流させて私的に使ったとみて...