心臓発作を起こした人に救命措置を行うAED(自動体外式除細動器)について、製造・販売している都内の会社が品質検査で電気ショックができない可能性がある不具合が確認されたとして、9000台余りを自主回収すると発表した。
自主回収の対象となるのは「日本ストライカー」が製造し、一昨年3月から今年2月にかけて販売した「サマリタン」シリーズ、合わせて9153台。
会社によると、これらの製品はヨーロッパの基準に合わせて製造プロセスを変更したということで、今年3月の品質検査で回路の基板部分に故障があり、電気ショックができなくなる可能性があることがわかったということである。
これまでのところ国内でトラブルは報告されていないということであるが、会社は救命措置を行う場合に機械が作動しない可能性があるとして、自主回収すると発表した。
この製品は全国の4348施設に納入されていて、会社は情報提供を行った上で、準備ができしだい、代わりの製品を発送し、対象の製品を回収するという。
日本ストライカーは、「ご迷惑をおかけすることを心よりおわび申し上げます。緊急時に、ほかに使用できるAEDがある場合はそちらを使用してほしい」とコメントしています。
2025年8月10日(日)
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