新型コロナウイルスの全国の感染状況は、7月23日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が13・91人となり、前の週の1・26倍となっています。香川県と沖縄県を除く45の都道府県で前の週より増加していて、厚生労働省は「全国的には緩やかな増加傾向が続いていて、特に九州では患者の数が多く報告されている。引き続き感染状況を注視したい」としています。
厚労省によりますと、7月17日から23日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から1万4451人増えて、6万8601人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数が13・91人となり、前の週の1・26倍となっています。1医療機関当たりの患者数が10人を超えるのは2週連続で、前の週から増加が続くのは16週連続です。
都道府県別では、多い順に佐賀県が27・44人、宮崎県が24・47人、長崎県が22・94人、沖縄県が22・43人、熊本県が22・05人、鹿児島県は21・42人、大分県は21・12人、岐阜県は20・72人、愛媛県は20・0人などとなっていて、45の都道府県で前の週より増加しました。
このほか、7月23日までの1週間に新たに入院した人は全国で8983人で、前の週と比べて1281人の増加となりました。
厚労省は全国の流行状況について「全国的には緩やかな増加傾向が続いていて、特に九州では患者の数が多く報告されている。これまでは例年、夏のお盆明けに感染拡大のピークを迎えているので引き続き状況を注視したい」としています。
2023年7月29日(土)
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