2026/03/07

🟥診療科「睡眠障害」を追加へ 早期治療に期待、厚労省

 十分な睡眠がとれない不眠症などの「睡眠障害」について、厚生労働省の専門家部会は医療機関が掲げる診療科の名前に追加することを了承した。「睡眠障害内科」など、ほかの診療科名と組み合わせて掲げられるようになり、睡眠に悩む人が適切な治療を受けられるようになることが期待される。

 経済協力開発機構(OECD)が2021年に公表した調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間20分余りと調査対象の33カ国で最も短く、国の調査でも睡眠による十分な休養を取れていないと感じる人が5人に1人に上るなど社会的な課題ともなっている。

 こうした中、6日開かれた専門家部会で、医療法で定められている、医療機関が看板などで掲げられる診療科名に「睡眠障害」を追加するかどうか審議され、他の診療科名と組み合わせて掲げるようにすることが了承された。

 「睡眠障害内科」や「睡眠障害精神科」といった名称が想定されていて、睡眠に悩む人が適切な医療機関を受診し、早期の治療につなげやすくなることが期待されている。

 「睡眠障害」の診療科名を巡っては、日本睡眠学会が睡眠の問題で心疾患などの病気やうつ病などの発症リスクが高まる一方、受診先がわかりにくいとして昨年厚生労働省に、診療科に名前を追加するよう要望していた。

 2026年3月7日(土)

🟥「国民負担率」45・7%、2025年度より0・4ポイント低下見通し

 財務省は5日、国民が所得の中から税金や社会保険料をどれだけ支払うかを示す「国民負担率」が、2026年度は45・7%になる見通しだと発表した。経済成長で所得の伸びが予測され、2025年度の見込みより0・4ポイント低下する。

 内訳では、国税と地方税を合わせた租税負担率が0・3ポイント減の28・0%となる。所得税が課され始める「年収の壁」の引き上げも負担率の低下につながる。医療や介護、年金など社会保障の負担率は0・2ポイント減の17・6%となる見込みだ。

 国民負担率は、社会保障費の増大などで上昇が続き、2022年度に過去最高の47・3%となって以降、低下傾向に転じている。

 2026年3月7日(土)

2026/03/06

🟥iPS細胞使用の再生医療2製品、国内製造販売を正式に承認 厚労省 

 心臓病とパーキンソン病の治療のためのiPS細胞を使った2つの再生医療製品について、厚生労働省は6日、国内での製造販売を正式に承認したと発表した。今後、製造体制などが整えば、早ければ、今年の夏ごろにも医療保険を適用した治療が受けられる可能性があるということである。

 製造販売が承認されたのは、いずれもiPS細胞から作られた▽大阪大学発のベンチャー企業「クオリプス」が開発し、虚血性心筋症という重い心臓病の治療に使われる心筋細胞シート「リハート」と、▽大阪市に本社がある製薬会社「住友ファーマ」が申請した手足の震えなどの症状が出るパーキンソン病の患者の脳に移植する細胞「アムシェプリ」である。

 今回の承認は条件付きで、7年以内にすべての患者を対象に調査を行ってさらなる有効性や安全性を検証することなどが求められているが、iPS細胞を使った製品として、世界で初めて実用化されることになる。

 今後は、企業からの申請に基づいて手続きが進められ、製造体制や医療機関の準備が整えば、早ければ、今年の夏ごろにも医療保険を適用した治療が受けられる可能性があるということである。

 価格は、リハートで1000万円以上とみられ、アムシェプリも高額になるとされる。

 6日の閣議後会見で上野賢一郎厚生労働相は「日本のみならず世界中の患者の救いとなることを願っている。患者の皆様に確実に届くよう、必要な手続きを速やかに進めていく」と話していた。

 2026年3月6日(金)

🟥インフルエンザ、3週連続の減少 前週比0・66倍

 厚生労働省は6日、全国約3000の定点医療機関から2月23日〜3月1日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は計8万6175人で、1医療機関当たり22・66人だったと発表した。前週比0・66倍で、3週連続の減少。警報レベルとされる1医療機関当たり30人を下回った。

 今季は当初、A香港型(AH3型)ウイルスの新たな変異株が流行した。感染者数はいったん減少したが、昨年末以降、B型の検出割合が増加。A型にかかった人が、B型に再び感染することもあり、警報レベルを超える感染が広がっていた。

 都道府県別で1医療機関当たりの感染者数が最も多かったのは長野県の37・16人。石川県34・40人、岩手県32・95人と続いた。

 2026年3月6日(金)

2026/03/05

🟥急に強い眠気に襲われる「ナルコレプシー」の治療薬、武田薬品が承認申請 ノーベル賞有力候補の柳沢正史教授が発見したオレキシン欠乏補う

 武田薬品工業は4日、睡眠障害の一つで急に強い眠気に襲われる「ナルコレプシー」の新たな治療薬「オベポレクストン」について、製造販売の承認を厚生労働省に申請したと発表した。

 ナルコレプシーは、睡眠と覚醒を調整する神経伝達物質・オレキシンの欠乏で起こるとされる。この薬はオレキシン不足を補い眠気を抑える。2月にアメリカの食品医薬品局(FDA)にも承認申請しており、承認されればオレキシン欠乏を補う世界で初の薬となる。

 オレキシンはノーベル賞の有力候補とされる筑波大の柳沢正史教授が発見したことで知られる。

 2026年3月5日(木)

2026/03/04

🟥19カ所の井戸でPFAS指針値超、最大3・6倍 石川県白山市の化学メーカー工場周辺

 石川県白山市の化学メーカーDICの工場敷地内から国の指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が検出された問題で、県は3日、工場から約500メートルの範囲にある井戸の水質を調査した結果、19カ所で指針値を超えるPFASの代表物質「PFOA(ピーフォア)」と「PFOS(ピーフォス)」が検出されたと発表した。健康被害は確認されていないという。

 県によると、市内で2月21日までに採水した井戸53カ所のうち、19カ所で指針値の超過を確認。最大は、指針値で1リットル当たり50ナノグラム(ナノは10億分の1)のところ、3・6倍の180ナノグラムが検出された。19カ所のうち飲み水に使っているのは2カ所(2世帯)で、水道と併用しているという。

 県は指針値を超えた井戸は引き続き飲用を控えるよう呼び掛け、それらの井戸から約500メートルの範囲でさらに水質調査を実施する。

 DICの工場では、同社が1~2月に敷地内の地下水を自主的に調査し、最大で指針値の2000倍に当たる9万9600ナノグラムのPFOAとPFOSが検出されていた。

 また県は3日、白山市の浄水場で2月に油を検知し13市町への水の供給を一時停止した問題について、原因は不明として調査を終了したと明らかにした。

 2026年3月4日(水)

🟥はしか感染の20代男性、2月21日に日本医科大付属病院で不特定多数と接触か 東京都が注意呼び掛け

 東京都によると、はしか(麻疹)への感染が確認された都内在住の20代男性が、2月21日午後に日本医科大学付属病院(文京区)の本館1階で、不特定多数と接触した可能性のあることが判明した。

 男性は16日から発熱や結膜充血、発疹などの症状があり、21日午後1~4時ごろ、同病院本館1階の中央受付を訪れ、診察を受けた。その後の検査で27日に、はしかと確定した。男性に直近の海外渡航歴はなく、これまでに2回のワクチン接種歴があった。

 都は21日午後に同病院を利用した人に対し、体調の変化があった場合は医療機関の指示に従って受診するよう呼び掛けている。

 2026年3月4日(水)

🟥診療科「睡眠障害」を追加へ 早期治療に期待、厚労省

 十分な睡眠がとれない不眠症などの「睡眠障害」について、厚生労働省の専門家部会は医療機関が掲げる診療科の名前に追加することを了承した。「睡眠障害内科」など、ほかの診療科名と組み合わせて掲げられるようになり、睡眠に悩む人が適切な治療を受けられるようになることが期待される。  経済...