東京都は、ベトナムへの渡航歴がある20歳代の男性がはしか(麻疹)に感染したと発表しました。
都によりますと、都内に住む20歳代の男性は、3月20日にくしゃみや鼻水などの症状が出た後、22日以降、発熱や発疹などの症状がみられ、医療機関で検査を受けた結果、25日、はしかと診断されました。
都内ではしかへの感染が確認されたのは、今年に入って7例目となります。
男性は現在、自宅で療養中で、症状は軽く、快方に向かっているということです。
男性には、ベトナムへの渡航歴があり、都は、現地で感染した可能性が高いとみています。
また、男性は3月19日に新宿区高田馬場の飲食店を利用したほか、20日と22日には東京駅と京都駅の間を新幹線で移動し、不特定多数の人と接触した可能性があるということで、都はホームページで感染した人が利用した飲食店や公共交通機関の情報を公表しています。
はしかは空気感染で広がり感染力が極めて強いため、都は、発熱や発疹など、感染が疑われる症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡した上で受診し、移動の際は、公共交通機関の利用を控えるよう呼び掛けています。
2025年3月28日(金)