東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8341人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の水曜日の2・2倍で4538人増えました。前の週の同じ曜日を上回るのは19日連続で、2倍を超える増加は5日に続いて2日連続です。また、1日に8000人を超えるのは今年4月14日以来、約3カ月ぶり。6日までの7日間平均は4426・6人で、前の週の186・8%となり感染が再拡大しています。
年代別では、20歳代の1912人が最多で、30歳代が1540人、40歳代が1380人、10歳代が957人、10歳未満と50歳代がいずれも892人でした。65歳以上は553人でした。
ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが5218人、未接種は1571人でした。
病床使用率は25・4%。都が30~40%で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は4・3%でした。
一方、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っているとする都基準の重症の患者は、5日より1人増えて8人でした。
また、都は感染が確認された70歳代の女性と80歳代の男性の合わせて2人が死亡したことを発表しました。
東京都の累計の感染者数は162万6196人となり、累計の死者数は4585人となりました。
東京都の小池百合子知事は記者団に対し、「感染者数の伸び率が1・5を超えており、感染症の広がりの速さを示している」と述べました。
一方、都内の今の病床使用率は第6波に比べると低い水準となっており、小池知事は「医療や検査体制などは整えている。先手先手で対策を行って亡くなる人をいかに抑えるかがポイントであり、重症になる人を抑えるため、陽性となった人たちのサポートをしていく」と述べました。
その上で小池知事は「3回目のワクチンを打っていない人は、2回目のワクチンの効果が減っているので追加接種をお願いしたい」と呼び掛けました。
2022年7月6日(水)
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