新型コロナウイルスのオミクロン型の流行が広がった今年、後遺症を訴えて医療機関を受診した人を東京都が分析したところ、デルタ型が流行していた以前に比べ、けん怠感やせきの症状を訴える人の割合が増えたことがわかりました。
東京都は、オミクロン型の流行が広がった今年1月から7月までに新型コロナに感染した後、後遺症を訴えて都立病院を受診した119人の症状を調査・分析しました。
それによりますと、デルタ型が流行していた時期に行われた分析と比べ、けん怠感を訴える人が40%から46%に、せきの症状を訴える人が14%から22%に、それぞれ増えたことがわかりました。
一方、息切れの症状は19%から10%に、嗅覚障害は16%から10%に、味覚障害は12%から8%に、それぞれ減っていました。
また、後遺症の症状が出る時期は、発症から1カ月未満が82%、発症から1カ月以上が18%となっています。
東京都の担当者は、「年齢やコロナ発症時の重症度にかかわらず、後遺症が出る可能性がある。後遺症が疑われる場合は無理をせず専門の窓口などに相談してほしい」と話しています。
2022年8月29日(月)
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