北朝鮮は新型コロナウイルスの脅威がなくなったと判断し、一部地域を除きマスクの着用義務を解除するなどコロナ対策の緩和を進めているもようです。
北朝鮮の朝鮮中央通信は13日、「国家非常防疫司令部では、『最大非常防疫体系』の解除に続き、すでに通達していた命令と特別指示などの効力をなくすことで住民たちの事業や生産活動、生活を通常水準へと移行させるための対策を強力に推し進めている」と報道しました。
続けて、「すべての地域が防疫安全地帯へと確実に転換し、国家的な防疫等級が下方修正されたのに合わせ、戦線および国境地域の市や軍を除くすべての地域でマスクの着用義務が解除された」と明かしました。社会的距離の確保や店舗営業時間の制限措置なども緩和しました。
これに先立ち北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は10日、全国非常防疫総括会議を開催して新型コロナウイルスとの戦いにおける勝利を宣言し、91日ぶりに「最大非常防疫体系」から「正常防疫体系」へと転換しました。
また、会議には金総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長も出席して、ウイルス流入の原因は韓国にあると述べ、報復措置の検討に言及しています。
2022年8月13日(土)
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