早朝高血圧とは、早朝に血圧が高くなる病態を意味します。医療機関の診察室で医師が測ると正常血圧なのに、ふだんは高血圧である仮面高血圧の中でも、よくみられるタイプで、就寝時は正常なのに、起床してから急激に血圧が上昇します。
このタイプの人は、もともと高血圧体質である上に、自律神経の働きが重なって、危険なほど異常に血圧が上がってしまうのです。
朝、急いで電車やバスに飛び乗る人や、急激な気温の変化に体をさらす人も、血圧が激しく上昇する可能性があります。その結果、急性心筋梗塞(こうそく)や、脳梗塞の発作の原因になることが知られています。
急性心筋梗塞は、朝の6時から10時の間に起こることが多く、早朝高血圧とのかかわりは無視できないとされています。
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