感染してから1~2週間で発症し、結膜の充血や、上下のまぶたの裏側を覆っている眼瞼(がんけん)結膜に細かいブツブツができて、目がゴロゴロするような異物感が生じます。目やにも多くなります。
10日~2週間程度で、症状は治まります。時には、黒目の角膜に斑点(はんてん)ができることもありますが、だいたい2週間前後で消失します。
医師による治療では、結膜炎の段階での有効な薬剤がないため、対症療法的に抗炎症剤の点眼を行い、細菌による混合感染を防ぐために抗菌剤の点眼を行います。さらに、角膜炎の症状が認められる際は、ステロイド剤の点眼を行います。
はやり目、すなわち流行性角結膜炎は感染力が強いため、早めに治療を行い、周囲の人に感染させないように注意しましょう。特に、新生児や乳幼児では、細菌の混合感染で角膜穿孔(せんこう)を起こすことがあるので、注意が必要です。
>感染を予防するには、感染者本人は手をよく洗い、手で目をこすったり、顔に触れたりしないことです。周囲の人も手洗いをしっかりと行い、感染者のタオルを共有しないなど、清潔にするよう心掛けましょう。
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