2022/08/04

🇧🇷腱鞘炎

腱鞘炎(けんしょうえん)とは、筋肉を骨に結び付けている腱の外囲を筒状に包む腱鞘に、発生する炎症です。腱鞘の中には滑液という油のようなものがあって、ひも状の組織である腱がスムーズに動くようにしています。

この腱鞘と腱の摩擦などで炎症が発生しますが、関節の使いすぎや加齢、関節リウマチ、細菌による化膿(かのう)などが原因となります。症状は、痛みと腫(は)れ、だるさ、動きにくさなど。

手の指や手首、ひじに多く起こりますが、ひざや足首に炎症が出ることもあります。手をよく使う楽器の演奏家、パソコンなどの入力作業者などのうち、中高年の女性に発生しがちです。

専門家による治療では、痛みの誘因となった作業や運動を控えて、湿布やサポーターなどで手などの患部を安静に保つほか、短期間の非ステロイド系抗炎症剤を処方したり、リハビリテーションとして温熱療法や手首などのストレッチが行われます。痛みが強い難治例では、痛む腱へのステロイド注射が検討されます。

これら手術をしない保存的治療が数カ月行われても、改善の得られない症例では、腱鞘を切開し、滑りを良くする手術が検討されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪介護職員の数が初の減少、他産業との賃金差響く 厚労省が発表

 介護職員の数は2023年度に約212万6000人で、2022年度よりも2万8000人減少し、厚生労働省は、減少に転じるのは調査開始以来初めてだとしています。  厚労省によりますと、昨年10月1日時点での有料老人ホームなど介護施設や介護サービス事業所で働く職員の数は、約212万...