2022/08/26

🇩🇿耳垢栓塞

耳垢が塊になって、耳の穴をふさいだ状態

耳垢栓塞(じこうせんそく)とは、耳垢(みみあか)が塊になって、耳の穴である外耳道をふさいだ状態。

耳垢を長く取らないでおくと、耳の穴である外耳道をふさいでしまうことがありますし、水泳をしたり、頭を洗ったりして、耳垢が水分を吸うと膨れ上がってふさぐこともあります。

症状としては、違和感を覚えることもありますが、無症状であることがほとんどです。完全に耳の穴がふさがれてしまうと、その側の耳に詰まったり、こもったりする感じが生じる耳閉感や、軽度から中等度の難聴が起こり、耳鳴りも起こります。

ほうっておくと、その刺激で耳の穴の皮膚が炎症を起こし、外耳道炎を合併し、痛みが出てきます。

 耳掃除や入浴後に突然、症状が出た場合は耳垢栓塞が疑われますので、耳鼻咽喉(いんこう)科を受診し耳垢を除去してもらうとよいでしょう。

また、耳垢栓塞のできやすい体質の人は、定期的に耳鼻咽喉科を受診し、耳垢がたまらないよう掃除をしてもらうとよいでしょう。

耳垢栓塞の検査と診断と治療

耳鼻咽喉科の医師による診断では、耳の中の視診により耳垢栓塞の状態を調べます。

耳鼻咽喉科の医師による治療では、ピンセットや耳垢用の鉗子(かんし)、吸引管で、耳垢を取り除きます。

カチカチに固まっているものに対しては、重曹とグリセリン水の合剤である耳垢水を1日何回か、あるいは数日間、耳に流し込んで、硬くなった耳垢を軟らかくしてから、外耳孔から水で洗い流し出すか、ピンセットや耳垢用の鉗子、吸引管で少しずつ取り除きます。

跡に皮膚のびらんなどが残ることがあるので、そこには抗生物質入りの軟こうを塗ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...