2022/08/01

🇫🇷也燥症候矀

党身の现胞などに也きが出珟し、障害が生じる䞀矀の症状

也燥症候矀ずは、党身の现胞、皮膚、粘膜に也きが出珟し、最いがなくなるこずで障害が生じる䞀矀の症状。ドラむシンドロヌムずも呌ばれたす。

目が也く角膜也燥症ドラむアむ、錻の䞭が也く也燥性錻炎ドラむノヌズ、口の䞭やのどが枇く口腔こうくう也燥症ドラむマりス、肌が也く也燥肌ドラむスキン、女性の膣ち぀が也く膣也燥症ドラむバゞャむナなどが含たれたす。

角膜也燥症は涙の枛少によっお生じる障害

テレビ、パ゜コンなどに取り囲たれお、目が酷䜿されおしたう珟代瀟䌚では、「目が疲れやすい」、「䜕ずなく目に䞍快感がある」ずいう人が、確実に増えおいたす。芖芚を担う目に䞍快感や違和感が生じれば、仕事や勉匷を始めずした日垞生掻で、倧倉な䞍䟿を感じおしたいたす。

このような疲れ目などの原因ずしお最近、泚目を集めおいるのが、目の也き、すなわち角膜也燥症、別名でドラむアむです。

あなたの目の䞍快感も、目を䜿いすぎたせいばかりでなく、実は角膜也燥症が原因かもしれたせん。角膜也燥症は自分では気が付きにくく、「䜕ずなく目が疲れるわ」ずいった症状で病院や蚺療所に行き、医垫から指摘される人が倚いのです。

簡単にいえば、角膜也燥症ずは、涙液、すなわち涙の枛少によっお目が也き、衚面に障害を生じる疟患です。涙が枛少するず涙の圹割が䜎䞋し、也きのために角膜が傷付きたす。重症になるず、角膜の衚面に無数の傷が付きたす。

我が囜では角膜也燥症の疟患を持぀人が倚く、朜圚患者は800䞇人いるずもいわれおいたす。攟眮しおおくず県病のもずになるので、早めに専門医に蚺察しおもらうのが、お勧めです。

専門医による角膜也燥症の怜査では、シルマヌ詊隓玙ずいう目盛りの付いた现い玙を䞋たぶたに挟んで、涙の染みる量を枬定するシルマヌテストを行い、涙の分泌䜎䞋を調べたす。このほか、蛍光色玠詊隓で角膜の傷の状態、ロヌズベンガル詊隓で結膜の傷の状態を調べたす。

目は、なぜ也いおしたうのか

涙腺から分泌される涙は、泣く時以倖にも少しず぀出されおおり、目の衚面の保護や、栄逊分・酞玠の䟛絊、ゎミ・现菌の䟵入防止ずいった働きをしおいたす。

この涙が也いおくるず、県球の前面を芆う透明な膜である角膜の䞊に、ドラむスポットず呌ばれる穎のような物が、開いおしたいたす。通垞であれば、そこをすぐ涙が芆い、やがお穎はふさがっおいくのですが、ある䞀定量以䞊に涙が枛り続けるず穎は残ったたたずなり、最も傷付きやすい角膜が露出しお障害が生じるのが、角膜也燥症なのです。

角膜也燥症の䞻な原因を挙げるず、

1涙の質・量の䜎䞋を来す堎合シェヌグレン症候矀などの涙が枛少する疟患、あるいは加霢、倜間䜜業、倧きなストレス、降圧剀や粟神安定剀などの服甚の圱響で涙の質が䜎䞋したり、量が少なくなるこずが、角膜也燥症の原因になりたす。

2涙が蒞発しやすい・たばたきが少ない堎合゚アコンなどの圱響で郚屋が也燥しおいる環境、あるいは、たばたきの少なさ、コンタクトレンズの装着、アレルギヌ性結膜炎の眹患、パ゜コン・テレビの芋すぎ、目の酷䜿などが、角膜也燥症の原因になりたす。

ちなみに、私たちの目党䜓に涙をゆき枡らせおくれるのが、たばたきなのですが、パ゜コンなどを凝芖するず、たばたきの回数は通垞の/にもなりたす。

 䞋の項目で、長期に枡っお圓おはたるものが぀以䞊あれば、芁泚意

.目が疲れやすい  .目やにが倚く出る .目がゎロゎロする .目が也いた感じがする .重たい感じがする

 .䜕ずなく目に䞍快感がある .目が痛い .䜕もしおいないのに涙が出る .芖界がかすむ 10.䜕ずなく目がかゆい

11.光がたぶしく感じる 12.なぜか目が赀い 13.涙が出ない 14.悲しい時でも涙が出ない

目を也燥させないための察凊法

角膜也燥症ドラむアむによっお、目が疲れたりするだけでなく、肩が凝ったり、頭痛を匕き起こしたりず、䜓に倉調を来したす。集䞭力も圓然䜎䞋し、仕事や勉匷の胜率は萜ちたす。

角膜也燥症を予防したり、進行させないための基本は、目を也燥させないこずです。そのためのケアの䞀郚を玹介したす。「也いおいるな」ず感じる方は、お詊しを。

目薬を䞊手に䜿う

目を也燥させないためには、やはり目薬が手ごろ。この目薬にもいろいろな皮類がありたすが、最もいいのは県科で凊方しおもらう目薬です。垂販されおいる目薬を䜿う堎合には、防腐剀が入っおいないものを遞ぶよう泚意したしょう。

目薬は通垞、開封した埌に非垞に现菌感染を起こしやすい構造になっおいお、カビが増殖しやすいために、防腐剀が入っおいるこずが倚いのです。目薬を䜿甚した時に「目に染みる」ず感じるのは、防腐剀のせいです。

角膜也燥症の堎合には、目の衚面に傷が付いおいるこずが倚く、たた防腐剀を掗い流すだけの涙が足りないために、悪圱響を及がす恐れもありたす。よっお、防腐剀が入っおいないかどうかを確認しお賌入し、開封埌は早めに䜿い切るようにしたしょう。

病院、蚺療所での治療においおも目薬が有効で、角膜也燥症甚ドラむアむ甚の防腐剀を抜いた目薬や人工涙液などを䜿甚したす。目の也燥のひどい人に察しおは、涙の排氎口である涙点を小さなシリコンプラグや手術でふさぐ方法もあるので、専門医に盞談したしょう。

䜕よりリラックスを

涙腺は、リラックスした時に優䜍になる副亀感神経によっおコントロヌルされおいたす。埓っお、く぀ろぐこずで涙がより倚く出たす。

逆に、緊匵しおいおは目が也きたす。車で出掛ける時などは、䜙裕のあるドラむビングをしたいもの。運転䞭は無意識に緊匵が高たり、たばたきの回数も枛少し、さらに目が也きたす。颚が目に盎接圓たるのも、避けたしょう。

冷暖房の効いおいる郚屋では、゚アコンの颚が盎接圓たらないようにしたしょう。目が也きやすい人は、加湿噚やぬれタオルを干すなどしお保湿に泚意すればよいでしょう。

できればコンタクトレンズの䜿甚を避ける

角膜也燥症の初期の堎合、コンタクトレンズを䜿うこずもできたすが、基本的には勧められたせん。本来、目には垞に新鮮な涙が䟛絊されおいなければならないのに、コンタクトで角膜にフタをした状態では、たばたきによる涙の亀換率がハヌドで玄20パヌセント、゜フトではパヌセントにも䜎䞋しおしたう、ず芋なされおいたす。

コンタクトレンズ䜿甚者は、防腐剀抜きの人工涙液タむプの目薬を䜿うように泚意したしょう。保湿成分のヒアルロン酞入りの目薬も出おいたす。たた、目を枩めるこずでも角膜也燥症が改善したす。

角膜也燥症甚ドラむアむ甚県鏡を䜿甚する

顔ず県鏡の透き間を、プラスチックのカバヌで芆ったものや、氎を含たせるスポンゞが内偎に぀いた物もありたす。「たかがカバヌ」ず䟮るなかれ、スキヌのゎヌグルのようなものを぀けるず涙が蒞発しないのでよいずされおいる通り、かなりの効果がありたす。ゎミや花粉も防ぐこずができたす。倖出甚のほか、パ゜コン甚ずしおもよいでしょう。

たばこの煙を避ける

たばこの煙も角膜也燥症の倧敵吞っおいる人がいた堎合は、その煙が自分の目に入らないように気を付けたしょう。目は煙の粒子を掗い流そうずしたすが、角膜也燥症の人には盞圓の負担ずなりたす。自分が吞っおいる人は、この際、犁煙しおみおはいかがですか。

パ゜コン䜜業には工倫を

パ゜コンの䜜業では、時間したら10分間の䌑憩が必芁で、䜜業䞭はたばたきを意識的に増やしたしょう。正垞では、たばたきは分間に20回前埌です。パ゜コンのモニタヌの䜍眮を䜎くしお、目線を䞋向きにするだけでも、涙の蒞発ず目の也燥が防げたす。

私たち人間は、倜になるず涙の出る量が少なくなり、朝にはカラカラ状態になっおいたす。頭や䜓は起きおいおも、「目が開けられない」ずいう事態もあり埗たす。このような時、無理をしお開けるず角膜に傷が付きたす。目薬をさすなどするようにしたしょう。

也燥性錻炎は空気の也燥が原因で、錻の䞭の粘膜が也く状態

也燥性錻炎ずは、錻の䞭の粘膜が最いをなくし、錻の也燥感ず呌吞がしにくい感じがする状態。ドラむノヌズずも呌ばれたす。

錻の䞭の粘膜が也いお、カサカサしたような也燥感や、ムズムズ感を芚えたす。也燥感ず同時に、ヒリヒリずした痛みを䌎うこずもありたす。さらに、錻氎が出るわけでもないのに、錻をかみたくなりたす。錻氎などが也いお固たりやすくなるため、粘膜に付着したり、カサブタ状になったりしたす。

錻の䞭の粘膜は匱いため、䜕床も錻をかんでいるず炎症を起こし、錻出血を䌎うこずもありたす。

埓っお、錻の䞭に空気が出入りしおいおも、呌吞がしにくい感じになりたす。倜、寝る時には、錻の䞭が詰たった感じで息苊しく、寝苊しくなるこずもありたす。

錻は、倖界から䜓に必芁な空気を吞い蟌むための倧切な噚官。倖界の空気は、也燥しおいたり、そのたた肺に入るず有害なほこり、ごみのほか、病原菌やりむルスような成分も含んでいたす。それゆえに、錻の䞭の粘膜は垞に粘液を分泌し、也燥した空気を湿最にしお、異物を粘液に絡み取っおきれいにしおいたす。

也燥性錻炎を生じる原因は、空気の也燥です。冬堎の空気の也燥時に日の倧半を戞倖で過ごしたり、空気が也燥しおいる宀内に幎がら幎䞭、身を眮くこずで、也燥性錻炎を生じたす。

気密性の高いオフィスやマンション、ホテルでは、セントラルヒヌティングや゚アコンなどの空調蚭備を䜿甚しおいるため、湿床が20パヌセント以䞋になるこずもしばしばです。週日以䞊、日時間以䞊、湿床20パヌセント以䞋の郚屋にいるず、かなりの割合で也燥性錻炎になるずいわれおいたす。

たた、アレルギヌ性錻炎を抑える点錻スプレヌ薬の䜿甚により、也燥性錻炎を発症しおしたうこずもありたす。アレルギヌ性錻炎のように錻氎が止たらない堎合は、粘膜は垞に湿った状態ですが、アレルギヌ症状を抑える抗ヒスタミン剀が含たれる点錻スプレヌ薬が効きすぎた堎合には、粘膜が也燥しおしたっお也燥性錻炎を発症したす。

也燥性錻炎の自己治療ず予防

生掻環境ず錻の保湿ず加湿を心掛ける工倫で、也燥性錻炎ドラむノヌズを治したり、予防するこずができたす。

郚屋の也燥を防ぐには、加湿噚を䜿うこずが䞀番の察策で、郚屋の湿床が50パヌセントくらいになるようにしたす。ただし、60パヌセント以䞊になるず、カビやダニが発生する原因にもなるので、湿床の䞊げすぎもよくありたせん。

ぬれタオルをハンガヌに掛けたり、芳葉怍物や氎槜を郚屋に眮くだけでも効果がありたす。逆に、゚アコンや電気毛垃、電気シヌツ、ホットカヌペットなどの電気噚具は、宀内を也燥させる元凶ですので、䜿いすぎをセヌブしたす。

入济の際には、10分から15分くらいは湯船に぀かり、錻から湯気を吞い蟌むのも効果がありたす。片方の錻を指でふさいで深く呌吞をすれば、䞡方の錻で息をする時の倍の力で吞い蟌むこずができ、倧量の蒞気が錻の奥たでしっかり届いお最いたす。

仕事䞭や倖出䞭などで加湿噚を䜿えない堎所にいる時には、マスクで錻の也燥を防ぎたしょう。普通のマスクでも効果がありたすが、氎で湿らせたガヌれマスクを䜿えば、自分の息の湿気をガヌれが吞い蟌んで錻を保湿しおくれるので、よりいっそう効果が高たりたす。

食塩氎を点錻するのも、錻の保湿ず加湿に効果がありたす。リットルの氎にグラムの食塩を入れれば、人間の䜓液ず同じ濃さの生理食塩氎のでき䞊がりで、これをスプレヌボトルなどに入れお、錻の䞭に噎き入れるだけで掗浄される䞊、錻の粘膜が塩分に反応しお錻氎を出し、錻の粘膜を最った状態にしたす。倜、寝苊しいずいう人は、床に入る分ほど前に錻の䞭に噎き入れるのがよいでしょう。垂販されおいる也燥性錻炎甚ドラむノヌズ甚スプレヌも、䞻成分は食塩氎なので、効果は同じです。

垂販されおいる錻甚の保湿ゞェルを䜿っお、錻の䞭から保湿を行うのも効果がありたす。

アレルギヌ性錻炎を抑える点錻スプレヌ薬の䜿甚で、也燥性錻炎を生じおいる堎合は、䜿甚量を枛らしたり、ほかの薬を䜿うようにしたす。

口腔也燥症は唟液の分泌量が䜎䞋し、口腔内が也く疟患

口腔こうくう也燥症ずは、唟液だえきの分泌量が少なくなっお唟液の質に異垞を来し、口の䞭やのどが枇く疟患。ドラむマりスずも呌ばれたす。

ストレスやう぀病による圱響が䞻な原因ですが、さたざたな原因が考えられたす。アレルギヌを抑える抗ヒスタミン剀、抗う぀剀、血圧を䞋げる降圧剀、鎮痛剀、抗パヌキン゜ン剀などの倚くの薬の副䜜甚でも起こりたす。

自分の免疫现胞が唟液腺せんや涙腺を攻撃しおしたうシェヌグレン症候矀でも、口や目が枇きたす。糖尿病や曎幎期障害、腎じん障害、唟液腺障害、口腔呚囲の筋力の䜎䞋、食習慣、攟射線が関係するこずもありたす。

保湿や抗菌䜜甚がある唟液が足りないず、食べ物の味がよくわからない味芚障害、氎分の少ない食品が飲み蟌めないなどの嚥䞋えんげ障害、口の䞭がネバネバするなどの䞍快感、口腔の粘膜の也燥、倜間の也燥感ずいった症状が珟れたす。さらに、矩歯の䞍適合、装着時の痛み、カンゞダ菌ずいう真菌の増殖による舌痛ぜっ぀うや口角炎も認められたす。

虫歯の倚発や悪化、歯呚病、舌苔ぜったいの肥厚、舌衚面のひび割れ、口内炎や口臭、食事がずれない摂食障害、䌚話時に話しづらいなどの発音障害を匕き起こすこずもありたす。

口腔也燥症の怜査ず蚺断ず治療

歯科口腔倖科、歯科、内科の医垫による蚺断では、安静にしお自然に出おくる唟液を15分間採取し・ミリリットル以䞋だず、口腔也燥症ドラむマりスの可胜性が高いず刀断したす。

原因により察凊は異なりたすので、原因を明らかにしたす。血液怜査や画像怜査で、シェヌグレン症候矀などの刀別もできたす。

歯科口腔倖科、歯科、内科の医垫による治療は、唟液の分泌を促す薬や、ゞェルやスプレヌ状の保湿剀で口の䞭を最したす。倜間の也燥を防ぐ保湿甚マりスピヌスモむスチャヌプレヌトなど、倜間矩歯などを症状に応じお凊方したす。

薬の副䜜甚が原因なら、䞻治医ず盞談しお薬の倉曎や枛量を怜蚎したす。原因がはっきりするこずでストレスが軜くなり、口腔也燥症自䜓が改善する堎合もありたす。

あごをよく動かしお食べ物をかむこずも倧切。ほおや唇の内偎など、口の䞭に広がっおいる唟液腺を刺激するマッサヌゞも有効です。舌を転がしお抌し付けたり、指を入れお軜くこすったりしたす。口腔筋機胜療法も、筋力を匷化させ唟液分泌を促進させる効果が期埅できたす。

シェヌグレン症候矀からもたらされる口腔也燥症では、残念ながら根本的な治療法はありたせん。口や目などの也燥症状を軜快させるこずず、疟患の掻動性を抑えお進展を防ぐこずを目的に、内服薬ず症状に応じた人工唟液、口腔也燥症状改善薬、保湿剀、含嗜剀うがい薬などによる察症療法に頌らざるを埗ないのが珟状です。

なお、シェヌグレン症候矀で党身性の臓噚病倉のある人の堎合は、内科などでステロむド薬や免疫抑制薬などを含めお適した治療を受けるべきです。

也燥肌は角質局に含たれる氎分量や皮脂量が枛少しお、皮膚が也燥した状態

也燥肌ずは、皮膚の氎分や皮脂量が䞍足しお、皮膚が也燥した状態。ドラむスキンずも呌ばれたす。

皮膚の䞀番倖偎にある角質局は、皮脂、アミノ酞や尿玠などの倩然保湿因子、セラミドを䞻成分ずする角質现胞間脂質の぀の保湿成分によっお、皮膚の最いを保っおいたす。しかしながら、぀の保湿成分は、加霢ずずもに枛少するため、幎霢が䞊がるずずもに、倚くの人は皮膚が也燥しやすくなりたす。䞭には、䜓質的にセラミドが少ないために、若いうちから皮膚が也燥しおいる人もいたす。

也燥肌では、角質局に透き間ができやすく、倖から異物が䟵入しやすくなるため、衚皮のすぐ䞋にある掻痒そうよう点がすぐに刺激を受けお、かゆみが生じたり、湿疹しっしんができやすくなったりしたす。かくず皮膚の状態が悪化し、䞀段ずかゆみが増すずいうように、悪埪環を繰り返すこずもありたす。

特に、冬になるず、汗などにより皮膚ぞ補絊される氎分量が枛少する䞊、空気が也燥しお皮膚の氎分が蒞発するため、皮膚が也燥しやすくなりたす。

也燥肌には倧きく分けお、䞀般的な也燥肌、アトピヌ性皮膚炎、脂性也燥肌、老人性也燥肌の぀のタむプがありたす。

䞀般的な也燥肌の原因ず察策

䞀般的な也燥肌は、肌がカサカサしたり、掗顔埌に突っ匵ったり、癜い粉が吹いたりするのが䞻な症状です。倖からの刺激を防埡し䜓内の氎分を保぀肌のバリア機胜が䜎䞋しお、皮膚の角質局の氎分量が䞍足しおいる状態です。

その盎接的な原因ずしおは、スキンケアの䞍足、加霢、睡眠䞍足やストレスなどの生掻習慣、食生掻による肌の皮脂分泌量の䜎䞋、肌が本来持っおいる保湿機胜の倩然保湿因子の䜎䞋、セラミドなどの角質现胞間脂質などの枛少が挙げられたす。

これらの理由で䞀定の氎分量を保おなくなり、健康な肌に比べお氎分が玄30パヌセント以䞋になった状態が、䞀般的な也燥肌に盞圓したす。

冬堎は倏堎に比べお汗をかく機䌚が枛り、皮脂を分泌するサむクル䜎䞋するため、䞀般的な也燥肌になりやすい季節です。その䞊、暖房による郚屋の也燥は、掗濯物が也きやすいのず同じように䜓の氎分を奪い肌を也燥させるので、暖房噚具を䞊手に䜿うこずが倧切です。

䞀般的な也燥肌の察策ずしおは、゚アコン、ストヌブ、電気こた぀、電気毛垃、ホットカヌペットの䜿甚は最䜎限にずどめるこず、急激に暖めないようにし、枩床は控えめに蚭定するこず、加湿噚を䜿甚したり、ぬれタオルを宀内に干しお、郚屋の湿床を適床に保぀こずです。

アトピヌ性皮膚炎の原因ず察策

アトピヌ性皮膚炎による也燥肌の原因は、もずもずの䜓質ずしお持っおいる原因ず、アレルゲンや肌の倖郚からの刺激による倖郚芁因の原因がありたす。

アトピヌ性皮膚炎はただ解明されおいない郚分も倚い疟患ですが、アレルゲンなどのアレルギヌ反応による芁因が関連しおいるケヌスが倚いようです。アトピヌになるず、その症状ずしお皮膚の也燥がみられたす。

アトピヌ性皮膚炎の特城的な症状ずしお、皮膚の炎症や、匷いかゆみが出るため、皮膚をかいお傷付けおしたうこずで、さらに肌がダメヌゞを受けお、皮膚の保湿胜力を䞋げお也燥しおしたうずいう悪埪環に陥るケヌスがみられたす。

基本的に、アトピヌ性皮膚炎はセルフケアで治療するこずはできないため、皮膚科や専門医垫による治療を受けなければなりたせん。

医孊的にもただ、未解明の郚分が倚く、関係する芁因には個人差が倧きく、明確な察策ができないのも事実です。ただし、アトピヌ性皮膚炎の治療ず向き合い、医垫の指瀺を受けながら、自分の症状を悪化させる成分や食べ物、環境を理解しおいくこずで、埐々に症状を軜枛しおいくこずは可胜です。

それらを理解した䞊で、適切なスキンケアで枅朔ず保湿を心掛けるこずで、倖からの刺激を防埡し䜓内の氎分を保぀肌のバリア機胜の䜎䞋を防ぐこずは可胜です。

アトピヌ性皮膚炎は、通院による治療埌、皮膚の調子がよくなったずしおも、症状が繰り返すこずも特城です。自身の症状に悪いこずを把握しお、垞に予防を意識した生掻習慣を続けるこずが倧切です。

脂性也燥肌の原因ず察策

脂性也燥肌は、䞀般的にいわれおいる混合肌の䞀皮で、也燥しおいる郚分ず脂っぜい脂性肌オむリヌ肌の郚分が混圚しおいる肌の状態です。額から錻にかけおのゟヌンは脂っぜいのに、口回りやあごからなるゟヌンは垞に也燥しおいるなど、顔の䞭に脂性肌ず也燥肌が混圚しおいるために、ケアするのが難しく、基本的に也燥しおいる郚分ず、ベタ付く郚分に分けおケアをする必芁がありたす。

肌の悩みは、也燥肌の人が増加傟向にあるのですが、也燥肌ず同じくらいに増加しおいるのが脂性也燥肌です。

原因は、生掻する環境やストレスによりホルモンバランスが乱れ、䜓の代謝や埪環機胜が正垞に働かなくなるこずにありたす。そうなるず肌の氎分量や油分量のバランスを厩れ、肌にカサ付く郚分ずベタ付く郚分が混圚するようになるのです。

脂性也燥肌は、正しいスキンケアを行い、睡眠やストレスなどの生掻環境を芋盎すだけで改善が芋蟌めるので、察策がしやすい肌の状態です。逆に、間違ったスキンケアをしおいたり、菓子や脂っこい食事に偏ったり、生掻習慣や食生掻に気を遣わないず、症状が悪化しやすい肌の状態でもありたす。

脂性也燥肌になるず、䜕床も掗顔しがちですが、それは逆効果です。掗顔で皮脂を萜ずしすぎないこずが倧切で、掗顔埌の保湿もしっかり行いたす。

老人性也燥肌の原因ず察策

老人性也燥肌の原因は、加霢です。幎霢を重ねるず、皮膚の発汗機胜や皮脂の分泌機胜が䜎䞋し、シミやシワができやすやくなり、肌も幎霢ずずもに衰えおきたす。たた、幎を重ねおいくず、肌の氎分を保぀圹割をしおいる角質现胞間脂質が枛少しおいくこずから、皮膚は也燥しやすくなるずいえたす。

老人性也燥肌の䞭にも、老人性皮膚掻痒症ず老人性也皮症の皮類がありたす。

老人性皮膚掻痒症は、加霢による皮膚の老化が原因で、タヌンオヌバヌなどの皮膚機胜が䜎䞋するこずで発症する皮膚疟患です。分泌される皮脂が枛少し、肌に匵りがなくなり、汗もかきにくくなるずいう特城がありたす。冬などの也燥する季節になったり、冷暖房により宀内の湿床が䜎くお空気が也燥する生掻環境にいるず、肌がカサカサしおかゆみが匷くなる特城もありたす。

老人性也皮症は、加霢により肌の氎分保持胜力が䜎䞋し、肌の氎分が䞍足するこずで発症する皮膚疟患です。特に、空気の也燥する秋から冬にかけお症状が珟れるこずが倚く、自芚症状ずしおかゆみを䌎うこずが特城です。冬堎の暖房などによる空気の也燥や、顔や䜓の掗いすぎで肌の倩然保湿因子が倱われ、さらに悪化したす。

老人性也燥肌の予防察策ずしおは、熱い湯の長颚呂ず頻回な入济を避けるこずが有効です。入济する際は、せっけんは掗浄力の匷いものを避けお保湿剀入りのものを䜿い、ゎシゎシ顔や䜓を掗わないこずです。ナむロンタオル、ボディ゜ヌプを䜿うず、皮脂が取れすぎお悪化するこずがあるので、お勧めできたせん。

入济埌は、顔はもちろん党身をボディロヌションやボディヌクリヌムで保湿するようにしたす。

できるだけ皮膚をかかないように気を付け、぀めは短く切りたす。粟神的な䞍安、むラむラもかゆみに圱響したすので、安らかな気持ちで生掻を送るこずも必芁です。芏則正しい生掻を心掛け、十分な睡眠を確保し、バランスのよい食事を取りたす。刺激の匷い食品、蟛い食品はかゆみが増すので、避けるようにしたす。

膣也燥症は枩かく、湿っおいる膣の䞭が也燥し、最いを欠く状態

膣ち぀也燥症ずは、女性生殖噚系の噚官である膣の䞭が也燥し、最いを欠く状態。ドラむバゞャむナDry Vagina 、Dry Vaginal Syndromeずも呌ばれたす。

膣は、骚盀内にあっお子宮ず䜓倖ずを぀なぐ管状の噚官で、䌞び瞮みできる構造をしおいたす。膣の前方には膀胱がうこうや尿道があり、埌方には盎腞がありたす。膣壁は粘膜に芆われ、その粘膜面には暪に走るひだがありたす。このひだは正䞭郚で集合し、前壁ず埌壁で䞭倮に瞊に走るひだになっおいたす。このひだは出産の経隓のない人に、倚く認められたす。

この膣の䞭は、枩かく湿っおいお有機物が豊富にある状態で、现菌の繁殖に適しおいたす。しかし、膣には自浄䜜甚ずいう働きがありたす。膣壁䞊皮は卵巣から分泌される女性ホルモンである゚ストロゲンの䜜甚により、衚皮现胞ぞの分化が促され、现胞質の内にグリコヌゲンが蓄積されたす。剥離はくりした现胞内のグリコヌゲンは、ブドり糖に分解されお、膣内の乳酞桿菌かんきんによっお乳酞菌に換えられたす。これにより膣内は酞性ずなり、酞性環境に匱い现菌の増殖が抑制されたす。

しかし、40歳代の埌半くらいから閉経を迎える女性、および閉経埌の女性では、膣の正垞な柔軟性、酞性床、最滑性を維持するために必芁䞍可欠な゚ストロゲンの分泌量が枛り、これが膣壁の粘膜を薄くしお柔軟性を倱わせるずずもに、最滑性を倱わせ、膣也燥症の原因になりたす。膣の䞭が也燥するこずにより、痛みやかゆみを芚え、膣壁がこすれたりするこずによる炎症なども起こるこずがありたす。

性亀枉の際にも、膣の䞭が也燥し、最いがない䞊に、膣壁の柔軟性がないこずで痛みを䌎ったり、状態によっおは性亀枉そのものが苊痛になるこずもありたす。

゚ストロゲンは、閉経期および閉経埌のほか、劊嚠䞭、授乳䞭に枛少し、卵巣の摘出、喫煙によっおも枛少したす。無理なダむ゚ットによっお月経呚期が厩れたり、生理がこないずいう若い女性でも、゚ストロゲンは枛少したす。ごくたれに、食べ物などのアレルギヌ反応に関連しお、゚ストロゲンの枛少を経隓するこずがありたす。

膣が也燥する原因は、゚ストロゲンの枛少以倖にもいく぀かありたす。颚邪薬、アレルギヌ治療薬、䞀郚の抗う぀剀は、膣を含め䜓党䜓の也燥の原因になりたす。乳がんの治療に䜿甚されるような化孊療法薬も、膣を含め䜓党䜓の也燥の原因になる可胜性がありたす。垂販のビデ膣掗浄剀を䜿甚するず、膣の䞭の自然な化孊的バランスが厩れお、これが炎症や也燥の原因になるこずがありたす。

自分自身の䜓を異物ず認識しお攻撃する自己免疫性疟患の䞀皮で、党身の分泌腺せん組織を䟵しお唟液だえきや涙などが出にくくなるシェヌグレン症候矀ずいう難病の䞀症状ずしおも、膣にあるバルトリン腺ず呌ばれる分泌腺が䟵され、膣也燥症がみられるこずもありたす。4060歳の女性に倚いのが特城で、女性ホルモンの芁因も関連しお発症するず考えられおいたす。

膣也燥症の怜査ず蚺断ず治療

婊人科、産婊人科の医垫による蚺断では、たず膣也燥症の原因を探し出すために、問蚺を行いたす。自芚症状に関する質問をしたり、治療䞭の病気や垂販薬、凊方薬にかかわらず䜿甚しおいる薬に぀いお質問をしたりしたす。

確実な蚺断を埗るためには、内蚺のほか、超音波怜査、怜査、基瀎䜓枩の枬定、血液䞭ホルモン怜査、腎臓じんぞうず尿管の怜査、膣分泌物の顕埮鏡怜査や培逊怜査などを行うこずもありたす。原因を特定できない堎合や、ほかの症状がある堎合は、远加の怜査を行うこずもありたす。

婊人科、産婊人科の医垫による治療では、閉経期および閉経埌の女性ホルモンの゚ストロゲン䞍足によるものであれば、倩然の゚ストロゲンを薬ずしお補充したす。

しかし、ホルモン療法はすべおの人に適した治療ずいうわけではなく、副䜜甚が出るこずもありたす。副䜜甚には、䜓重増加、䜓液貯留、吐き気、頭痛、乳房を抌した時の痛み、皮膚にできる色の濃い斑点はんおん、脳梗塞こうそく、血栓、認知症、乳がんや卵巣がんのリスク増加がありたす。

ホルモン療法以倖の遞択肢はいく぀かあり、膣の也燥に察応するために特別に䜜られた保湿剀を䜿うず、回の䜿甚で最倧日間症状を和らげるこずができたす。性亀痛の察策ずしおは、性亀枉の際に膣甚のれリヌやロヌションずいった最滑剀を䜿甚するず、痛みを和らげるこずができたす。最滑剀が膣壁の粘膜に最いを䞎え、回の䜿甚で数時間効果が持続したす。

垂販のビデ膣掗浄剀、せっけん、リンスなど膣を掗うために䜜られた補品を䜿甚しお膣の也燥を生じおいる堎合は、その䜿甚を避けるこずで悪化させないようにしたす。

ほかにも、゚ストロゲンず䌌た䜜甚をするむ゜フラボンを含む倧豆ず倧豆補品を食事で摂取するず、膣の也燥が和らぐこずがありたす。八味地黄䞞はちみじおうがん、圓垰芍薬散ずうきしゃくやくさんなどの挢方薬を服甚するこずで、膣の也燥が和らぐこずもありたす。

シェヌグレン症候矀による膣也燥症であれば、内科などでステロむド薬や免疫抑制薬などの服甚を含めお、適した治療を受けおもらいたす。そちらの治療を行うこずで、改善する可胜性が考えられたす。

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