政府は26日、新型コロナウイルスの水際対策として行っている入国時のウイルス検査について、10月11日から原則として撤廃すると発表しました。同日から1日5万人までとの入国者数の上限がなくなり、外国人観光客の増加が見込まれるため、入国手続きの迅速化を図ります。国際線を受け入れる空港も順次拡大します。
現在は世界の国・地域をウイルス流入リスクが低い順に青、黄、赤に分け、赤からの全員と、黄からのうちワクチン3回目の接種証明がない人に入国時検査や施設などでの待機を求めてきました。国・地域数は現在、赤はゼロで、黄は73あります。
11日からこの区分を廃止し、帰国者も含むすべての国・地域からの入国者について発熱などの症状がなければ入国時検査をせず、待機も求めません。症状がある人は検査し、陽性なら宿泊施設での療養などを求めます。
ただし、すべての入国者にワクチン3回目の接種証明か出国前の72時間以内の検査の陰性証明の提出を求めており、いずれもない人は原則として入国できません。免除条件となるワクチン接種証明の対象も広げ、中国製ワクチンなど世界保健機関(WHO)のリストに記載されたものであれば認めます。
これまで、新規入国する外国人留学生や労働者、団体旅行客などの受け入れ先に、政府の「入国者健康確認システム」での事前申請を求めていましたが、11日からは不要とします。
現時点で国際線を受け入れ可能な空港は10カ所にとどまり、他空港でも受け入れ再開の準備を進めます。
2022年9月27日(火)
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