新型コロナウイルスのオミクロン型に対応したワクチンの接種について、厚生労働省は、無料で受けられる公的接種に位置付けた上で、来週20日から始める方針を決めました。
厚労省は年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望する人が年内に接種を終えることを目指すとしています。
厚労省は14日、専門家でつくる分科会を開き、アメリカの製薬会社、ファイザー社とモデルナ社のワクチンを使用して無料の公的接種を開始する方針を決めました。
対象となるのは、従来のワクチンで2回目までを終えている12歳以上のすべての人で、前回の接種から少なくとも5カ月以上経過していることが条件となります。
9月20日に4回目をまだ接種していない高齢者や医療従事者などから開始され、10月半ばまでに順次、対象が拡大されます。
3回目までを終えた多くの人にとって、4回目としてオミクロン型に対応したワクチンが接種できるようになるほか、すでに4回目を接種した人の5回目や、2回目まで接種した人の3回目として使用されます。
効果について厚労省は、オミクロン型に対し従来のワクチンを上回る重症予防効果や、持続期間が短い可能性はあるものの感染予防効果や発症予防効果が期待されるとしています。
厚労省は年末年始に懸念される感染拡大に備え、希望する人が年内に接種を終えることを目指すとしています。
2022年9月14日(水)
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