新型コロナウイルスの水際対策の緩和を進める台湾当局は、日本人が9月29日以降に90日以内の短期滞在を目的に台湾を訪れる場合、以前と同じようにビザを免除すると発表しました。
台湾外交部は新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大していた2020年3月、日本人に対するビザの免除の適用を停止しました。
しかし、台湾当局で感染対策を行う「指揮センター」が、海外から訪れる人の陽性率が下がっていることや、各国が次々と水際対策を緩和していることを踏まえ、台湾も経済社会活動を促進するためとして22日、水際対策の段階的な緩和を決め、これを受けて外交部は日本人に対してビザの免除を再開すると発表しました。
ビザが免除されるのは90日以内の短期滞在を目的として台湾を訪れる場合で、9月29日から適用されます。
台湾では現在、日本を含む海外から台湾を訪れる人に対し、一切の外出を禁じる3日間の隔離と、その後の4日間も不要な外出を禁じるなどの「自主防疫」を義務付けていますが、「指揮センター」は今後、こうした措置を緩和します。
具体的には、隔離を撤廃する一方、「自主防疫」は外出できる条件を今より緩めた上で期間を7日間にするということです。
実施日は今後の感染状況の推移にもよりますが、早ければ10月13日になる見通しです。
記者会見した衛生福利部の王必勝次長は、日本から台湾への自由な個人旅行の解禁について「日本も10月からビザを緩和すると聞いている。その程度に応じて我々も措置をとる」と述べました。
2022年9月24日(土)
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