アメリカ南部のテキサス州は30日、天然痘に似た感染症「サル痘」に感染した成人1人の死亡を確認したと発表しました。アメリカメディアは、アメリカでのサル痘による初の死者である可能性があると伝えています。
発表によると、亡くなった人は重度の免疫不全がありました。テキサス州当局は「サル痘と死亡との関係について調査中だ」としています。年齢や性別は明らかにしていません。
アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、30日時点で世界で約5万人、アメリカは国別で最多の約1万8000人がサル痘に感染しています。
拡大抑止のため、各地でワクチン接種を進めています。新規感染者数は世界全体、アメリカともに頭打ちの傾向で、CDCのロシェル・ワレンスキ所長は27日「世界的に感染拡大の峠を越えたかもしれない」「ワクチンが普及し、行動が変化している。データでは感染者が増える割合は低くなっている」との見方を示しました。
2022年8月31日(水)
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