新型コロナウイルスのワクチン接種委託料がだまし取られた事件で、警視庁捜査2課は25日、東京都北区の「王子北口内科クリニック」院長で医師の船木威徳(たけのり)被告(51)(詐欺罪で起訴)を詐欺と公電磁的記録不正作出・同供用容疑で再逮捕しました。逮捕は3回目。
発表によると、船木被告は昨年12月、いずれも広島県東広島市に住む40歳代男性と息子の中学生、50歳代女性の長女と長男の計4人について、ワクチンを打ったと偽って同市から接種委託料計約1万8200円を詐取し、同市を経由して国のシステムに虚偽の情報を入力させた疑い。調べに「特に言うことはありません」と黙秘しています。
船木被告はワクチンに否定的な知人らからの依頼を受けて接種偽装を繰り返していたとみられ、当初、捜査2課の調べに「さまざまな人に頼まれてワクチンを打ったことにして接種済み証を作った」と供述していました。
同課によると、今回は船木被告と知り合いだった40歳代男性が中学生の息子や、知人女性の子供2人の接種偽装を依頼しました。男性は「ワクチンは危険だと思ったが、打たないと海外にいけないなど不利益を受けると思った」、女性は「副作用のデメリットが強いと思った」と話しているといいます。
2022年10月25日(火)
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