2022/11/02

🟧子宮頸がんを防ぐワクチン関連の拠点病院、16病院程度に拡大へ 厚労省

 厚生労働省は、子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンについて、接種後の体調変化に対応する体制を強化します。地域の医療機関から相談を受けたり、治療に関する最新情報を共有したりする拠点病院を倍増させます。2022年度第2次補正予算案に関連費用を盛り込みます。

 HPVワクチンは2013年4月、小学6年から高校1年の女子が公費で受けられる定期接種となったものの、接種後に体の痛みなどを訴える人が相次ぎ、厚労省は2013年6月から今年3月まで積極的な接種勧奨を中止していました。

 厚労省は4月に積極的勧奨を再開するに当たって、全国を8ブロックに分け、北海道大病院や順天堂大病院、京都府立医科大病院、九州大病院など9病院を拠点病院として選定しました。今後、接種者が増加することを見据え、2022年度中に16病院程度に拡大します。

 全国には、接種後に症状が出た人に対応する協力医療機関が7月20日時点で86施設あり、拠点病院はそのまとめ役としての役割を担います。協力医療機関などからの診療の相談に応じ、研修会を通じて診療実績を共有します。

 2022年11月2日(水)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟥宮崎大学と花王、猫のウイルス感染を簡易検査 あぶらとりフィルムで

 宮崎大学(宮崎市)は3日、花王や宮崎市との共同研究でネコのウイルス感染を簡易検査できる手法を確認したと発表した。市販のあぶらとりフィルムで採取した皮脂に含まれるRNA(リボ核酸)を分析して、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)と猫免疫不全ウイルス感染症(FIV、ネコエイズ)の...