2022/11/08

🟧関西でも変異型「グリフォン」「バジリスク」の感染者を確認 新型コロナ第8波の兆候が強まる

 第7波が収束し多くのコロナ規制が解除されたため、各地でさまざまな祭りやイベントが復活しています。10月31日のハロウィン本番を迎えた東京や大阪の繁華街には、多くの仮装した若者たちが集まりました。その一方で、第8波が近付いている兆候が強まっています。

 11月6日に新たに報告された新型コロナウイルスの全国の新規感染者数は6万6397人ですべての都道府県で前週の同じ曜日よりも増加し、2万5000人以上増えました。都道府県別で新規感染者が最も多かったのは東京都の6264人で、次いで北海道の5427人、神奈川県の4243人です。大阪府でも新たに3343人の感染が報告され、前週の同じ曜日から約900人増えるなど全国的に再び増加傾向にあります。

 新たな脅威となっているのが、オミクロン型から派生した変異ウイルスです。ギリシャ神話に登場する冥界の番犬「ケルベロス」に例えられる「BQ・1・1」と、上半身がワシで下半身がライオンという伝説上の生き物「グリフォン」に例えられる「XBB」。

 東京都内では11月4日時点で「ケルベロス」はすでに68件、「グリフォン」も17件確認されていて、急速に拡大するなど感染力が強い恐れがあるとされています。

 神戸市では11月2日、関西で初めて70歳代の男女が「グリフォン」に感染していることが確認されました。

 また、和歌山県でも11月1日、10歳代の女性と同居する50歳代の母親が、すべての蛇の上に君臨する蛇の王「バジリスク」に例えられる、オミクロン型から派生した変異ウイルス「BA・2・3・20」に関西で初めて感染していることが確認されました。

 2人とも軽症で、すでに自宅療養期間を終えており、10歳代の女性は10月上旬、大阪市内で外国人が多く訪れる飲食店を利用していたということです。

 「バジリスク」については国内での感染例は少なく、感染力や重症化リスクについては、まだわかっていません。

 2022年11月7日(月)

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