生後6カ月から4歳向けの新型コロナワクチンについて、日本小児科学会は「接種を推奨する」との見解を示しました。
日本小児科学会は日本小児科医会とともに2日、オンラインで会見を開き、第7波で子供の感染者が急増し、これまで少なかった重症者や死亡者が増えたと報告しました。
その上で、10月下旬から接種が始まった6カ月から4歳向けのアメリカのファイザー社製の新型コロナワクチンについて、基礎疾患の有無にかかわらず「すべての小児に接種を推奨する」との見解を示しました。
理由としては、オミクロン型への感染で熱性けいれんなどを合併する子供が増えたことや脳症、心筋炎などの重症例も報告されているためとしています。
オンライン会見では、「BA・2」流行期における、このワクチンの発症予防効果が6カ月から23カ月までで75・8%、2歳から4歳では71・8%との研究結果が紹介されました。
日本小児科学会などはインフルエンザと新型コロナの同時流行も見据えて、「この年代はマスクの着用も難しい場合があるのでワクチンで予防してほしい」と呼び掛けています。
2022年11月3日(木)
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