2022/12/10

🟧塩野義製薬のコロナ飲み薬「ゾコーバ」、重い副作用の報告なし 1024人使用のデータを初公表

 国産初の新型コロナウイルス感染症の飲み薬「ゾコーバ」について、製造販売元の塩野義製薬は9日、緊急承認後の使用状況や副作用のデータをまとめた報告を初めて公表しました。これまで若い世代を中心に1024人に使われ、重い副作用の報告はなかったといいます。

 ゾコーバは、医薬品を迅速に審査する緊急承認制度に基づき、厚生労働省が11月22日に製造販売を認めました。12歳以上の軽症・中等症患者向けで、重症化リスクの有無を問わずに使えるものの、妊婦は使用できず、併用できない薬も36種類あります。

 塩野義製薬の医療関係者向けホームページに掲載した報告によると、使用が始まった11月24日から12月4日までの間では20~50歳代への処方が全体の75%(763人)を占めていました。また、5人から頭痛や下痢などの副作用の訴えがありました。

 ゾコーバを扱えるのは、先行して承認されたアメリカのファイザーの飲み薬「パキロビッドパック」の処方実績のある医療機関と薬局に限られているものの、厚労省は近く要件を緩和する方針。同省は塩野義と100万人分の購入契約を結んでいます。

 塩野義製薬は今後も半年間、「ゾコーバ」の使用状況などを2週間ごとにホームページで公表します。

 2022年12月10日(土)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...