塩野義製薬は23日、同社が開発し、国産初となる新型コロナウイルス感染症の飲み薬として11月に緊急承認された「ゾコーバ」について、中国での輸入・流通契約を現地企業と締結したと発表しました。塩野義製薬は今夏から、ゾコーバの承認申請に向けて中国当局に臨床試験(治験)データなど資料の提出を始めており、承認取得後に迅速に販売できるようにします。海外でのゾコーバ販売を巡る現地企業との契約は初めて。
中国企業との合弁会社「平安塩野義」が、大手製薬グループ「上海医薬」の子会社と契約しました。同子会社は、ゾコーバの独占的な中国への輸入と医薬品卸への販売を担います。 塩野義製薬は中国国内での生産についても年内に準備を整え、来年の生産開始を目指しています。
ゾコーバについては、ほかに韓国、アメリカ、ヨーロッパで承認申請を目指しているほか、低中所得国117カ国への供給体制も整えています。
2022年12月24日(土)
0 件のコメント:
コメントを投稿