2022/12/06

🟧中国のコロナ新規感染者減、規制緩和進む 北京市では陰性証明不要に

 中国国家衛生健康委員会の6日の発表によると、5日に国内で確認された新型コロナウイルス新規感染者は2万8062人で前日の3万14人から減少しました。

 内訳は有症状者が5046人、無症状者が2万3016人。海外からの渡航者を除く新規の市中感染者は2万7847人でした。前日に続き新たな死者はゼロでした。

 中国では11月下旬「ゼロコロナ」政策のもとでの、厳しい感染対策に対して抗議活動が各地で相次ぎ、その後、感染対策を見直す動きが各地で広がっています。

 このうち、北京市と上海市では6日から対策がさらに緩和され、商業施設やオフィスビルなど多くの公共の場所に入る時のPCR検査の陰性証明の提示が不要になりました。

 ただ、学校や医療機関、飲食店などでは陰性証明の提示が引き続き必要だとしているほか、商業施設などを訪れた際はスマートフォンで、その場所に掲示されているQRコードを読み込んで、訪問記録を残すよう求めています。

 中国では、これまで日常的にPCR検査を義務付け、感染者を早期に発見し行動制限などを伴う厳しい対策で、感染拡大を抑え込んできましたが、緩和策が各地で広がれば、これまで以上に感染が拡大する可能性もあります。

 2022年12月6日(火)

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