フランスのエマニュエル・マクロン大統領は8日、若者の性感染症対策を強化するため、来年1月1日から18~25歳を対象に、薬局でコンドームを無料入手できるようにすると明らかにしました。フランスのメディアが伝えました。
フランスでは、エイズや性感染症予防の観点から、医師や助産師の処方箋があれば社会保険でコンドーム購入費の還付を受けられるものの、さらに入手を容易にします。
マクロン大統領は中西部ポワチエ近郊で開かれた若者の保健をテーマにした会合で、「(性感染症)予防の小さな革命となる」と述べ、性教育全般について「私たちはこの問題についてそんなに優れていない。教師に対し、より良い教育をするのが必要だ」と述べたといいます。
また、子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを男子、女子ともに接種する必要があると強調しました。
フランスの保健当局の推計によると、2020年と2021年に同国での性感染症の割合は約30%増えています。
2022年12月9日(金)
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