新型コロナウイルスのワクチンのうち、従来型に対応したモデルナのワクチンについて、厚生労働省は有効期限を迎えたため国内での接種を終了すると発表しました。
厚労省は、欧米の4つの製薬会社が開発した新型コロナのワクチンを購入していて、このうちモデルナからは従来型対応のワクチン合わせて1億4300万回分が供給され、国内での接種を進めてきました。
接種回数は9日公表分までで約7910万回となり、残りの約6390万回が11日までに有効期限を迎えるため、このワクチンの国内での接種を11日で終了することになりました。
厚労省はワクチンの購入費用を明らかにしていませんが、「必要なワクチンを確実に確保できるように契約を締結したものだ」とコメントしています。
また、厚生労働省は、アメリカのノババックスが開発して武田薬品工業が製造する従来型に対応したワクチンについて、契約した1億5000万回分のうち2月までに供給を受けた約824万回を除く、約1億4176万回分をキャンセルすると発表しました。
オミクロン型対応ワクチンの需要の増加に合わせたもので、今後、武田薬品工業から工場の整備費用など必要な経費を除いた金額の返金を受ける予定だということです。武田薬品工業は厚労省の発注に応じて生産しているため、製造済み製品の廃棄は生じません。
2023年2月11日(土)
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