埼玉県は14日、県内で「エムポックス(サル痘)」の患者が発生したと発表しました。県感染症対策課によると、患者は県内に住む40歳代男性で、県が感染経路の調査を進めています。県内で確認されたエムポックス患者は1月の2例に続き、3例目。
男性は9日に東京都内の医療機関を受診し、エムポックスが疑われました。検査の結果、10日に陽性と確定しました。
アフリカや欧米では昨年からエムポックスが流行。世界保健機関(WHO)が注意喚起しました。感染法上の分類は狂犬病などと同じ4類で、主に接触感染が原因。発熱や発疹などの症状があるものの、同課の担当者によると、2~4週間の自宅療養で軽快します。
神奈川県は16日、県内在住の20歳代男性の「エムポックス(サル痘)」への感染が確認されたと発表しました。自宅で療養しており、状態は安定しているといいます。男性に海外渡航歴はありません。
神奈川県内での感染確認は2例目で、国内での感染報告はこれで46人となりました。
県によると、男性は3日に発熱し、5日には発疹の症状も出ました。その後、40度近い高熱が出たため、13日に医療機関を受診。県内の衛生研究所で検体を調べたところ、14日に陽性が判明しました。
2023年3月17日(金)
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