2023/04/14

🟩新型コロナ感染者定点把握、初回は5月19日公表 5類移行で1日単位の感染者数公表は終了

 厚生労働省は14日、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行してからの新規感染者数の公表について、定点医療機関からの1週間分の報告を取りまとめ、次週の金曜日に公表する方針を明らかにしました。初回公表は5月19日で、8~14日分。定点機関への報告数と、機関の数で割った定点当たりの数値が示される見通し。国立感染症研究所が週1回、ウエブサイト上で公表します。

 現状は都道府県や国が1日ごとの感染者数をすべて集計する「全数把握」をとっているものの、移行後は季節性インフルエンザなどと同様に、定点医療機関からの「定点把握」になります。季節性インフルエンザの約5000の定点機関が、新型コロナの報告を兼ねる形式が想定されています。

 1日単位で感染者数が公表される現行スタイルは、5月8日(7日分)が最後になります。

 感染動向の把握を巡っては、重症者数や入院者数も定点把握となりますが、医療逼迫(ひっぱく)の重要な指標のため、5類移行後も一定期間は全国の医療機関からの報告を継続。定点化の開始時期は今後決めます。

 死者数は通常行っている「人口動態統計」をもとに、総数を2カ月後、詳細な死因別は5カ月後をめどに推移を把握する方針。

 ただ、集計に時間がかかることから、これとは別に、協力を得られた一部の自治体の死亡した人の総数を、1カ月以内をめどに集計し、増減の傾向などを把握するとしています。

 2023年4月14日(金)

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