キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)は4日までに、1回の検体採取で新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検出できるキットを発売しました。
同社によると、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの症状は酷似しているため、診断で検査が欠かせません。1回の検体採取で両ウイルスを同時に検出できるようにして、患者や医療従事者の負担軽減を図りました。
発売したのは「Rapiim SARS-CoV-2-N/Flu(ラピーム・サーズ・コブ・ツー・エヌ・フル)」。新型コロナウイルスの検出性能を同社の従来品と比較したところ、感度は同等で測定時間は3分短縮の12分。ウイルス量が多ければ、4分で陽性を判定できるといいます。
インフルエンザウイルスの場合でも、約2〜4倍の高感度化を実現しました。ウイルス量が少ない検体でも陽性判定が可能で、早期診断、早期治療に役立つとしています。
キットは10回分入りで税別4万2000円。
2023年4月4日(火)
0 件のコメント:
コメントを投稿