中国政府は、これまで中国への入国者に求めてきた新型コロナウイルスのPCR検査に代わって、4月29日からは自宅などでも実施できる抗原検査に切り替えると発表しました。
中国政府は、新型コロナウイルスの水際対策として、これまで中国への入国者に対し、各地を出発する48時間以内にPCR検査を受けるよう求めてきました。
これについて中国外務省の毛寧(マオニン)報道官は、25日の記者会見で、PCR検査に代わって4月29日からは抗原検査に切り替えると発表しました。
また、これに併せて、航空会社が搭乗前に行っていた陰性証明書の確認も実施しないとしています。
毛報道官は自宅などでも実施できる自主的な抗原検査に切り替える理由について、「中国と海外の往来をより便利にするためだ。引き続き感染状況に応じて対策を最適化していく」と述べました。
中国政府は、今年1月、入国後の隔離や患者の強制的な隔離などの措置を撤廃し、感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策を終了していました。
2023年4月26日(水)
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