新型コロナウイルスの全国の感染状況は、5月15~21日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が3・56人で、前の週の1・35倍となっています。
厚労省によりますと、5月21日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から4567人増えて1万7489人となりました。
また、1つの医療機関当たりの平均の患者数は3・56人で、前の週の1・35倍となりました。前の週より増加するのは7週連続です。
都道府県別では多い順に沖縄県が10・8人、石川県が6・38人、岩手県が6・32人、新潟県が6・11人、山梨県が5・68人、北海道が5・44人と続きました。東京都は3・53人、愛知県は4・51人、大阪府は2・37人、福岡県は3・09人でした。42の都道府県で前の週より増加しています。
このほか、5月21日までの1週間に新たに入院した人は全国で3215人で、前の週と比べて726人の増加となりました。集中治療室に入院している全国の重症患者数は7日間平均で52人でした。
死者数は、一部自治体から先行して集めたデータをもとに、例年と比べてどれほど増えたかを調べ、6月9日に定点報告に移行後の初回分を公表する予定といいます。
厚労省は全国の流行状況について、「比較的低い水準にあるが、4月以降、緩やかな増加傾向が続いているほか、新たに入院した人の数も増えていて、今後の感染状況を注視したい」としています。
2023年5月26日(金)
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