新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行したことを受けて、東京都は18日、新たな方法で集計した都内の感染者数などを初めて公表しました。8~14日の定点医療機関当たりの患者報告数は2・40人で、前週(1~7日)の1・7倍。専門家は、「緩やかな感染拡大傾向にあるが大型連休の影響もあるため今後の動向に注意が必要だ」としています。
新型コロナの感染者数は、これまでは医療機関などを通じた「全数把握」でしたが、5類移行に伴って、指定の医療機関が月曜~日曜の患者数を報告する「定点把握」になりました。
419カ所ある都内の定点医療機関のうち、今回は414カ所から計994人の患者報告があり、1医療機関当たり2・40人となりました。
都の担当者は「前週は大型連休で休診していた医療機関もある」としつつ、「専門家は『増加傾向にある』との見解で一致している。今後の動向に注意が必要」と話しました。
18日は、都内の他の指標(今週分)も公表されました。東京消防庁の「#7119」が受けた発熱相談件数(週平均)82・1件、救急搬送先を見付けるまで20分以上かかるなどした「東京ルール」適用件数(同)78・3件、入院者数は前週の781人から15日時点で506人に減少。
公表指標を前週と比べると、患者報告数は増えたものの、発熱相談件数や東京ルール適用件数、入院者数はいずれも減っていました。
2023年5月18日(木)
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