東京都感染者週報および6月1日公表のモニタリング分析によると、5月22日から28日(第21週)までの1週間の新型コロナウイルス感染者報告数は合計で1647人。定点医療機関当たり患者報告数(定点医療機関からの患者報告数÷定点医療機関数)は3・96人となっています。
都内419の定点医療機関のうち、報告をしたのは416カ所。感染者数の合計は1647人、1定点医療機関当たり患者報告数は平均で3・.96人でした。患者数の合計は前週(5月15日~21日)に比べ175人増加。3・53人だった患者報告数は1・12倍となっていて、3週連続で増加しています。
また、入院患者数は6月1日時点で900人と、5月25日時点で702人だった前週から198人増加しました。
年代別では、20歳代が最多の242人。次いで50歳代の235人、40歳代の202人と続いています。重症化しやすいとされる60歳以上の定点医療機関当たりの患者報告数は0・62人でした。
専門家は、「現時点では医療提供体制への大きな負荷はないが、感染拡大が続いていて、今後の動向に十分な注意が必要である」としています。
また、免疫を逃れやすい性質が指摘されている「XBB」系統の変異ウイルスの割合が増えて、全体の9割に上りました。
これについて専門家は、「新たな変異型の出現やその動向に警戒が必要だ」としています。
2023年6月2日(金)
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