気象庁は1日、今春(3~5月)の平均気温は、基準値(1991年から2020年までの30年平均値)を1・59度上回り、統計を開始した1898年(明治31年)以降、最も高かったと発表しました。これまでの平均気温の最高は、基準値を1・24度上回った1998年春で、25年ぶりの更新。
高緯度帯の偏西風「寒帯前線ジェット気流」が日本付近で平年より北を流れることが多く、寒気がほとんど南下しなかったため、暖かい空気に覆われやすくなりました。
特に3月が西高東低の冬型の気圧配置になりにくかったため、基準値より2・75度高く、春の気温を押し上げました。
2023年6月4日(日)
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