危険な暑さが相次いだ7月16日までの1週間に、熱中症の疑いで病院に運ばれた人は8100人余りと、前の週の約2倍に上ったことが19日、総務省消防庁のまとめでわかりました。
総務省消防庁によりますと、7月10日から16日までの1週間に熱中症の疑いで病院に運ばれた人は、全国で合わせて8189人(速報値)でした。
最高気温が39度を超えるなど危険な暑さが相次いだこともあり、前の週(3~9日、3964人)の約2倍と今年最も多くなったほか、昨年の同じ時期(3958人)比と比べても約2倍に増えています。
このうち、死亡した人は愛知、和歌山、岡山3県の計3人(前週比1人増)で、入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて2752人、「軽症」が5350人でした。
年齢別では、65歳以上の高齢者が4484人と全体の半分以上を占めたほか、18歳以上65歳未満が2836人、7歳以上18歳未満が794人、0歳から7歳未満が75人でした。
都道府県別では、東京都が1066人と最も多く、昨年の同じ時期の4・6倍に上りました。次に多かったのが埼玉県で806人、次いで愛知県の540人、神奈川県の473人、大阪府の433人などとなっています。
また、場所別では、住居が3215人と最も多く、次いで道路が1445人、屋外の競技場や駐車場などが1066人などとなっています。
気象庁によりますと、この先1週間も各地で厳しい暑さが続く見込みで、総務省消防庁は、適切に冷房を使用したり、こまめに水分を補給したりするほか、作業を行う時は適度に休憩するなど熱中症への対策を呼び掛けています。
2023年7月19日(水)
0 件のコメント:
コメントを投稿