鹿児島県は11日、県内在住の40歳代男性が「エムポックス」(サル痘)に感染したと発表しました。県内では10日の発表に続き2例目。県健康増進課によると、1例目の感染者との接触はありません。
男性は3日ごろから発疹や咽頭痛、6日ごろから発熱の症状があり、医療機関を受診。県環境保健センターで検査したところ、11日に陽性が判明し、同日医療機関から発生届がありました。男性に海外渡航歴はなく、現在、容体は安定しています。
ウイルスに感染すると発症し、発熱や頭痛、リンパ節のはれといった症状が生じた後に、発疹ができます。多くは2~4週間で自然に回復します。感染者の皮膚の病変や体液、血液などに接触して感染するとされます。
同課は、「エムポックスは4類感染症で比較的感染力も弱く、過度に心配する必要はない。県内でまん延しているといえる状況ではない。症状がある場合はマスク着用の上、発疹部をガーゼで覆うなどの対策をとって受診してほしい」としています。
2023年7月12日(水)
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