新型コロナウイルスの感染が、沖縄・九州を中心に再び急拡大しています。各県の定点医療機関からの感染者の報告数が、沖縄・九州では6県が全国トップ10に入り、各県は外出や移動機会が増える夏休みを前に、改めて感染対策の徹底を求めています。
各県のまとめなどによると、7月3~9日の1週間でそれぞれ定点医療機関1カ所当たりの感染者数は、沖縄県が47都道府県で最も多い41・67人、次いで鹿児島県が17・18人、宮崎県が16人、佐賀県が15・33人、熊本県が11・99人などと続き、全国平均の9・14人を上回っています。
宮崎県は20日、最新の直近10~16日の1週間でみると、20・79人と前週の1・3倍に拡大していると発表しました。入院患者数も19日時点で173人と、前週から1・8倍に増加しているといいます。1日当たりの新規感染者数は891人と推計され、担当者は「第8波に入った2022年12月上旬の1日当たりの実数988人に近付いている」としています。
熊本県も20日、直近1週間では15・93人と、前週に比べ1・33倍に増えていることを明らかにしました。
九州各県とも医療体制が逼迫(ひっぱく)する状況ではないものの、これまで夏場に感染が拡大し、夏休みで人の流れが増える時期を迎えるため、状況に応じたマスクの着用や「3密」の回避を呼び掛けています。
2023年7月21日(金)
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