2023/07/08

🟧ファイザーとモデルナ、新型コロナ「XBB・1・5」対応ワクチンを厚労省に申請

 アメリカの製薬会社、ファイザーとモデルナは、新型コロナウイルスのオミクロン型の一種「XBB・1・5」に対応したワクチンについて、それぞれ厚生労働省に承認を申請しました。

 承認を申請したのはファイザーとモデルナがそれぞれが開発したオミクロン型の「XBB・1・5」に対応した成分を含むmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンです。

 6月に開かれた厚労省の専門家分科会で示された資料によりますと、モデルナのワクチンはアメリカで行われた臨床試験で「XBB・1・5」や「XBB・1・16」といった「XBB」系統の変異ウイルスに対して免疫の反応が確認できたということです。

 また、ファイザーのワクチンもマウスを使った実験で「XBB」系統の変異ウイルスに対して免疫の反応が確認されたとしています。

 接種の対象となる年齢はファイザーは生後6カ月以上、モデルナは12歳以上を想定しているということです。

 厚労省は、今年9月から5歳以上の人を対象に行われる予定の追加接種で、「XBB・1・5」を含む「XBB・1」系統に対応する1価ワクチンを使う方針を示しています。現在国内の接種ではファイザー製、モデルナ製ともに、従来型とオミクロン型「BA・1」「BA・4」「BA・5」に対応した2価ワクチンが使用されています。

 2023年7月8日(土)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟩「国立健康危機管理研究機構」が発足 感染症対策の研究機関統合

 感染症の対策を担当しにてきた国の2つの研究機関が統合され、「国立健康危機管理研究機構」(JIHS<ジース>)として4月1日に発足しました。科学的な知見をもとに、政府に感染症対策について助言を行うほか、基礎研究と治療法の開発などを一体的に行い、新たな感染症の流行に備えることを目...