厚生労働省は25日、新型コロナウイルスの入院者数と重症者数の週1回の報告について、9月下旬以降、すべての医療機関からの報告を取りやめ、全国約500カ所の医療機関(ベッド数300床以上)からの「定点把握」に切り替えると発表しました。都道府県は原則として、季節性インフルエンザと同じ医療機関を指定します。
新型コロナの感染症法上の扱いが5月8日に5類になったことに伴い、感染者数は全国約5000の定点医療機関から新規の患者数について報告を受け、1つの医療機関当たりの平均の患者数などを毎週金曜日に公表する「定点把握」を行っています。一方、入院者数と人工呼吸器を使用しているなどの重症者数はすべての医療機関からの報告を続けていました。
定点把握に切り替わっても、コロナの流行状況の把握に影響はない、と厚労省の担当者は説明しています。
これとは別に、厚労省は、全国各地の医療機関がコロナ患者のために用意する「確保病床使用率」を把握するため、各都道府県における入院者数と重症者数(毎週水曜日午前0時時点)を公表しています。この調査は当面、継続する予定といいます。
2023年7月26日(水)
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