2023/07/08

🟧インフルエンザ、史上初めて7月も流行 コロナ禍での免疫低下で拡大か

 厚生労働省は7日、6月26日~7月2日までの1週間に全国約5000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザ患者は1医療機関当たり1・26人だったと発表しました。

 7月まで流行の目安(1人)を超える状態が続いたのは、現在の集計方法となった1999年以降で初めて。新型コロナの感染拡大が始まってからの2シーズンは流行がなく、人々の免疫が低下したことが影響しているとみられています。

 厚労省によると、今シーズンは、昨年12月下旬に全国的に流行入りとなりました。

 小児科や内科の定点医療機関から7月2日までの1週間に報告されたインフルエンザ患者数は計6228人。1医療機関当たりの患者数を都道府県別にみると、鹿児島県が20・07人(前週比1・98人増)で、突出して多くなり、県内全域に流行発生注意報が出されています。宮崎県の7・34人、長崎県の5・26人、熊本県の3・99人が続き、九州7県で前週より増えていました。一方、35都道府県では1人を下回りました。

 この1週間、休校や学年・学級閉鎖があった小中学校などは、全国で193カ所に上りました。

 流行が長引いていることについて、日本感染症学会インフルエンザ委員長の石田直・倉敷中央病院副院長は「2シーズン流行がなかったことで免疫が落ちているため、1人が発症すると周りに広がりやすい状況になっている。手洗いやうがいなど基本的な対策を心掛けてほしい」と呼び掛けています。

 2023年7月8日(土)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...