2023/08/14

🟧バングラデシュでデング熱が猛威を振るう 7月以降の死者350人以上に

 バングラデシュでは、蚊が媒介するデング熱の感染が猛威を振るい、7月以降、350人以上が死亡しており、現地の日本大使館は感染対策を徹底するよう呼び掛けています。

 バングラデシュでは毎年、デング熱が流行していますが、今年は例年より早く5月ごろからデング熱の感染が拡大しています。

 地元の当局などによりますと、7月には、4万3854人が感染し、204人の死亡が報告されており、前の年の7月(感染者数1571人、死者9人)と比べて感染者数は28倍、死者は23倍となっています。また、前の年の感染ピークだった9月(2万1932人)のほぼ2倍の感染者数となっています。

 8月に入ってデング熱の感染はさらに猛威を振るっており、感染者数は13日の時点で3万3500人余り、死者は147人に上っているということです。

 現地からの映像によりますと、首都ダッカの病院では感染した患者でベッドが満床となっていて、子供たちが床に寝て治療を受けている様子などが確認できます。

 例年は、9月にかけて感染がピークを迎えることから、現地の当局は、8月は記録的に感染者数が増える恐れがあるとして警戒しています。

 デング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカと呼ばれる蚊が媒介する感染症で、高熱や激しい頭痛、それに筋肉痛や関節痛などの症状が出ます。

 在留邦人の中でもデング熱感染が報告されており、現地の日本大使館は滞在者には長袖や長ズボンを着用して肌の露出を控えることに加え、虫除けスプレーを使用して蚊に刺されないようにするなど感染対策を徹底するよう呼び掛けています。

 2023年8月14日(月)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟪小中学生の体力調査、中学生男子はコロナ感染拡大前を上回る

 全国の小学5年生と中学2年生を対象に、50メートル走など8つの項目で体力や運動能力を調べる今年度の国の調査で、中学生の男子の合計点は新型コロナウイルスの感染拡大前を上回りました。一方で、小学生の男女は低下傾向にあり、スポーツ庁は運動の機会を増やす取り組みに力を入れていく方針で...