アステラス製薬は1日、開発中の胃がん治療薬「ゾルベツキシマブ」について、中国国家薬品監督管理局(NMPA)の医薬品評価センターが承認申請を受理したと発表しました。今後承認に向けた審査が進みます。
アステラス製薬はゾルベツキシマブを重点戦略製品と位置付けており、ピーク時の世界での売上高を最大年2000億円と見込んでいます。
同社によると、世界で新たに診断される胃がん患者数のほぼ半数を中国人患者が占め、2020年には47万8000人以上が新たに胃がんと診断され、37万3000人以上が死亡しました。
ゾルベツキシマブは、胃腺がん、食道胃接合部腺がんの治療薬として開発が進んでいます。日本では6月に、製造販売承認を厚生労働省に申請しました。
海外ではアメリカやヨーロッパで申請をしています。アメリカでは食品医薬品局(FDA)から優先審査に指定されており、審査の終了目標日は2024年1月12日と設定されています。
2023年8月2日(水)
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