2023/09/06

🟧埼玉県で今季初、公立2校インフル休業に 群馬県でも今季初、4校で学年・学級閉鎖

 埼玉県教育局は4日、県内の公立小学校と県立高校でインフルエンザや体調不良による欠席者が複数いたため、それぞれ学級閉鎖と学年閉鎖を行ったと発表しました。同日から始まったインフルエンザ統計における新シーズンでは、初めてといいます。

 越谷市の小学校では6人が欠席し、4~5日を学級閉鎖としました。県南部の県立高校では58人が欠席し、4~8日を学年閉鎖としました。この高校では、3日に文化祭を実施していたといいます。

 一方、通常は冬に猛威を振るうインフルエンザが、群馬県内で早くも流行の兆しをみせ始めています。県は5日、小学校と高校の計4校で今季初の学年・学級閉鎖が報告されたと発表しました。県によると、インフルエンザによる学校の臨時休業は過去10年で最も早い発生となりました。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行した後、インフルエンザは全国で再拡大。夏場も収束しないまま異例の流行が続いており、群馬県内も夏休み明けから再び広がっています。

 県感染症・がん疾病対策課によると、学級閉鎖となったのは新島学園高(安中市)の2年生1学級、藤岡中央高(藤岡市)の2年生1学級、藤岡小野小の2年生1学級。インフルエンザと診断されたか同様の症状があると学校が判断した欠席者は、各校で11~16人いました。学年閉鎖は藤岡美九里東小の4年生(18人)で、欠席者は4人。

 過去10年では、2019年9月30日に前橋市の幼稚園1学級で報告されたのが最も早く、今回はそれを大幅に上回る早さといいます。

 県内87カ所の定点医療機関から週ごとに報告される患者数は、1機関当たり「1人」を超えると流行期の目安とされます。8月28日~9月3日は1・77人。例年、流行は春ごろに収まるものの、今年は新型コロナが5類に移行した5月以降、感染対策が緩和されたことなどを背景に再拡大しました。6月中旬にいったん「1人」を下回ったものの、8月下旬に再び超える例年にない広がりをみせています。

 一方、全国では、夏場も「1人」を超える流行期が続いています。県感染症・がん疾病対策課は、「コロナ下では流行がなく、春以降も大きな感染拡大にはなっていないので免疫が低下している人が多い。全国的に流行が途切れない中、夏休みで人の交流が増え、学校が再開して広がった可能性がある」とみています。

 2023年9月6日(水)

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