2025/06/22

🟩滋賀県の養鱒場で国内2例目の「レッドマウス病」確認、イワナ34万匹を殺処分

 滋賀県は20日、同県米原市の醒井(さめがい)養鱒(ようそん)場で飼育していたイワナの稚魚で、サケ科の魚類で口などから皮下出血する「レッドマウス病」を確認したと発表しました。国内2例目で、約34万匹を殺処分しました。人には感染せず、魚を食べても人体に影響はないといいます。県は感染経路を調べています。

 県水産課によると、国内では2015年に石川県でサケの稚魚が感染したのが最初。原因の細菌に感染すると口の中やヒレの根元などが皮下出血して赤くなり、死ぬこともあるといいます。

 養鱒場のイワナは、川への放流用や飲食店向けに出荷します。稚魚飼育棟の水槽で昨年秋に生まれた計約35万匹を飼育していましたが、5月下旬以降に約1万匹が死にました。6月10日に水産試験場の簡易検査で感染の疑いが判明。国の研究機関で20日に陽性が確定しました。

 すでに出荷され、県内で飼育されていた200匹も殺処分します。また、養鱒場で別の水槽で飼育していたニジマスやアマゴ、ビワマスには現時点で感染の兆候はないといいます。

 2025年6月22日(日)

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