2023/12/19

🟧駐車場で不審者が消火装置起動、PFOS含む157リットルの泡消火剤が川に流出 東京都町田市 

 東京都町田市の駐車場で消火装置を何者かが起動して、有害性が指摘されている有機フッ素化合物のPFOS(ピーフォス)を含む泡消火剤がまき散らされ、近くの川に流れ出ていたことが7日、わかりました。

 町田市によりますと、3日の午前1時40分ごろ、原町田1丁目にある市営の立体駐車場で、不審者が建物2階に設置されていた消火装置を作動させるハンドルのカバーをこじ開けて手動で起動し、天井から泡消火剤がまき散らされました。

 通行人が警察と消防に連絡して発覚。防犯カメラには、成人男性が消火装置を作動させる様子が映り込んでいました。泡消火剤の噴出は、連絡を受けた消防隊員の到着まで約40分間続きました。

 当時、駐車場に車は止まっておらず、その後、市の指定管理の事業者が清掃作業をしたため、排水溝から泡消火剤が流出し、近くを流れる境川に流れ出たということです。

 流出した泡消火剤には水のほか約157リットルの薬剤が入っていて、この中には有害性が指摘されている有機フッ素化合物のPFOSが8リットルから1・6リットル程度含まれていました。

 市によりますと、8日に市内で川の水質検査をした結果、下流の2カ所で1リットル当たり810ナノグラムと190ナノグラムの、国の基準値の50ナノグラムを大幅に上回るPFOSが検出されたということです。

 境川は飲み水に使われていないものの、市は下流域にある神奈川県内の5つの市にも情報を提供して注意を呼び掛けています。

 市は管理事業者の対応が適切だったか、検証を進めるとともに、引き続き検出されるPFOSの値が基準値を下回るまで調査を続けるということです。

 2023年12月19日(火)

0 件のコメント:

コメントを投稿

🟧「酒のエナジードリンク割りは危険」、農水省が注意喚起 過去には中毒死も

 酒とエナジードリンクを一緒に飲むとカフェインの過剰摂取による健康被害につながりかねないとして、農林水産省が注意喚起しています。5月8日に問い合わせが相次いだことを受けての対応で、同省は直前に人気ユーチューバーが酒とエナジードリンクを一緒に飲む動画を投稿した影響とみています。 ...